タナベ経営 Research Memo(8):下期から(株)リーディング・ソリューションとの共同開発サービスを提供開始
[21/02/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■タナベ経営<9644>の今後の見通し
2. 事業セグメント別見通し
(1) 経営コンサルティング事業
経営コンサルティング事業は、(株)リーディング・ソリューションの売上が年間でフル寄与すること(2020年3月期257百万円→2021年3月期予500百万円)、並びにグローウィン・パートナーズ(株)の売上が第4四半期で2億円強貢献することから、売上高は前期比2.1%増の5,695百万円を見込むものの、営業利益はドメイン・ファンクションコンサルティングやHRコンサルティングの減収が響いて、同16.4%減の1,225百万円を計画している。
新型コロナウイルス感染症と共存する社会において、企業が新たに事業の選択・分散を推進して成長するためのグループ経営システム構築、グループ経営者育成等のコンサルティングサービスを推進していくほか、FCCセミナーや戦略ドメイン&ファンクション研究会ではリアルでの開催に加えて、Web上でのオンラインコミュニケーションツールを用いたライブ配信やオンデマンド配信等も活用することで、上期に落ち込んだ重点顧客基盤やコンサルティング契約件数の回復に取り組んでいく。
また、成長M&Aコンサルティングでは引き続き、ニーズが高まっている事業承継型や事業再編型等の案件獲得に注力していく。そのほか、(株)リーディング・ソリューションとの共同開発サービスで、下期から本格的に提供を開始した「営業のデジタルシフトコンサルティング」についても、コロナ禍におけるデジタルマーケティングニーズの増大に合致するコンサルティングサービスとして受注拡大を狙っている。地方のBtoB企業はデジタルマーケティングの取り組みが遅れており、潜在的な需要は従来から大きかったが、デジタルマーケティング領域のコンサルティングメニューが充分でなく、従来は受注することが難しかった。(株)リーディング・ソリューションとの協業を図ることでこうした問題は解消されることになり、新規顧客の開拓につながる取り組みとして期待される。
具体的なサービス内容としては、約6ヶ月間の期間を設けて全体を3つのフェーズにわけ、第1フェーズにて診断・戦略立案(顧客企業の営業手法やWebサイト分析などの現状認識からデジタルシフトへの戦略策定)を行い、第2フェーズにて体制を構築(デジタルマーケティングプロジェクト、インサイドセールスプロジェクト、コンテンツ作成プロジェクト等の立ち上げ)、第3フェーズにて運用・改善・定着(デジタル戦略委員会において評価・分析・改善施策の実施等)までを両社で共同推進していく格好となる。
(2) マーケティングコンサルティング事業
2021年3月期の売上高は前期比3.0%減の3,700百万円、営業利益は同29.0%減の120百万円を計画している。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるイベント等でのプロモーション案件減少を想定している。ただ、展示会についてはオンライン開催も含めて徐々に再開しつつあるほか、感染防止対策商品等のプロモーションについて下期に入ってからも継続していること、地域企業に対するデジタルを活用したブランディング・プロモーションニーズが増加していることなどから、上期と同様に計画を上回る可能性もある。一方、ダイアリーについては景気悪化の影響で若干弱含む可能性があるものの、底堅く推移する見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<NB>
2. 事業セグメント別見通し
(1) 経営コンサルティング事業
経営コンサルティング事業は、(株)リーディング・ソリューションの売上が年間でフル寄与すること(2020年3月期257百万円→2021年3月期予500百万円)、並びにグローウィン・パートナーズ(株)の売上が第4四半期で2億円強貢献することから、売上高は前期比2.1%増の5,695百万円を見込むものの、営業利益はドメイン・ファンクションコンサルティングやHRコンサルティングの減収が響いて、同16.4%減の1,225百万円を計画している。
新型コロナウイルス感染症と共存する社会において、企業が新たに事業の選択・分散を推進して成長するためのグループ経営システム構築、グループ経営者育成等のコンサルティングサービスを推進していくほか、FCCセミナーや戦略ドメイン&ファンクション研究会ではリアルでの開催に加えて、Web上でのオンラインコミュニケーションツールを用いたライブ配信やオンデマンド配信等も活用することで、上期に落ち込んだ重点顧客基盤やコンサルティング契約件数の回復に取り組んでいく。
また、成長M&Aコンサルティングでは引き続き、ニーズが高まっている事業承継型や事業再編型等の案件獲得に注力していく。そのほか、(株)リーディング・ソリューションとの共同開発サービスで、下期から本格的に提供を開始した「営業のデジタルシフトコンサルティング」についても、コロナ禍におけるデジタルマーケティングニーズの増大に合致するコンサルティングサービスとして受注拡大を狙っている。地方のBtoB企業はデジタルマーケティングの取り組みが遅れており、潜在的な需要は従来から大きかったが、デジタルマーケティング領域のコンサルティングメニューが充分でなく、従来は受注することが難しかった。(株)リーディング・ソリューションとの協業を図ることでこうした問題は解消されることになり、新規顧客の開拓につながる取り組みとして期待される。
具体的なサービス内容としては、約6ヶ月間の期間を設けて全体を3つのフェーズにわけ、第1フェーズにて診断・戦略立案(顧客企業の営業手法やWebサイト分析などの現状認識からデジタルシフトへの戦略策定)を行い、第2フェーズにて体制を構築(デジタルマーケティングプロジェクト、インサイドセールスプロジェクト、コンテンツ作成プロジェクト等の立ち上げ)、第3フェーズにて運用・改善・定着(デジタル戦略委員会において評価・分析・改善施策の実施等)までを両社で共同推進していく格好となる。
(2) マーケティングコンサルティング事業
2021年3月期の売上高は前期比3.0%減の3,700百万円、営業利益は同29.0%減の120百万円を計画している。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるイベント等でのプロモーション案件減少を想定している。ただ、展示会についてはオンライン開催も含めて徐々に再開しつつあるほか、感染防止対策商品等のプロモーションについて下期に入ってからも継続していること、地域企業に対するデジタルを活用したブランディング・プロモーションニーズが増加していることなどから、上期と同様に計画を上回る可能性もある。一方、ダイアリーについては景気悪化の影響で若干弱含む可能性があるものの、底堅く推移する見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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