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レカム---1Qは減収も、海外法人事業以外の各セグメントで増収。注力のウイルス除菌装置の販売は利益率が向上

注目トピックス 日本株
レカム<3323>は15日、2021年9月期第1四半期(20年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.2%減の20.62億円、営業損失が0.80億円(前年同期は1.82億円の損失)、経常損失が0.89億円(同1.78億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.87億円(同2.01億円の損失)となった。

海外法人事業の売上高は、コロナウイルス感染症の拡大により移動制限などが発令され、責任者の再赴任が行なえない等、営業活動に影響があったことから前年同期比71.1%減の1.79億円となった。セグメント利益は減収幅が非常に大きく、0.60億円の損失(前年同期は1.06億円の損失)となった。売上高は70%を超える減収となったが、ウイルス除菌装置「ReSPR」の利益率が高く、販売費および一般管理費の低減を図ったこと等により赤字幅は縮小した。現地の営業社員の採用・教育を実施するなど、ローカル販売の体制を構築した。

ITソリューション事業の売上高は前年同期比4.0%増の10.83億円となった。セグメント利益は、ウイルス除菌装置の販売により利益率が上昇したことが収益に貢献し、0.04億円(前年同期は0.43億円の損失)と黒字転換した。直営店チャネルは、企業のリモートワークに対応した機器やサービスの提供やReSPRの販売を強化したことにより、売上高は同36.6%増の5.89億円となった。FC加盟店チャネルは、前期に比較的大きな規模のFCとの契約を終了した影響があり、売上高は同25.6%減の2.61億円となった。代理店チャネルにおいては、採算性を重視した代理店の再編成を進めるとともに、コロナ対策商品の拡販を実施した結果、売上高は同10.6%減の0.30億円となった。グループ会社は、2020年12月にG・Sコミュニケーションズの株式を全株譲渡した結果、売上高は同10.3%減の2.01億円となった。

エネルギーソリューション事業の売上高は太陽光発電システムや蓄電池の販売が低迷したものの、LED照明やウイルス除菌装置の代理店販売に注力した結果、前年同期比8.5%増の6.57億円となった。セグメント利益は増収効果に加え、除菌装置の卸売により利益率が上昇し、販売費及び一般管理費を削減したこと等から0.02億円(前年同期は0.98億円の損失)と黒字転換した。

BPR事業の売上高は既存顧客からの売上積み上げ等により前年同期比6.1%増の1.41億円となった。セグメント利益はBP0センターにおいてRPAやAI-OCR等を取り入れ、業務効率と品質の向上に取り組んだことが奏功し、0.25億円の利益(前年同期比352.1%増)となった。

2021年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.7%増の102.00億円、営業利益が6.00億円、経常利益が6.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.0%増の3.50億円とする期初計画を据え置いている。





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