フォーバル Research Memo(4):2022年3月期第1四半期は増収増益。アイコンサービスの伸びが成長に貢献
[21/09/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
フォーバル<8275>の2022年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比3.0%増の11,321百万円、営業利益が同14.2%増の322百万円、経常利益が同41.7%増の340百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同315.1%増の352百万円となり、東京都などで緊急事態宣言が発出されるなどコロナ禍の影響は依然続くものの、堅調な業績となった。
売上高に関しては、1回目の緊急事態宣言に伴い減収となった前年同期と比較すると3.0%増となったものの、本格的な回復までには至っていない。事業タイプ別には、定期的な収入があるストック型の事業・サービスは順調な一方で、都度の訪問や商談が必要な事業では苦戦が続き、明暗が分かれた。フォーバルビジネスグループは、増収率が前年同期比で15.3%増となった。アイコンサービスが順調に増加し、成長に貢献した。一方で、ハードウェア販売やオフィス工事等に関しては商談の延期などにより伸び悩みも見られた。フォーバルテレコムビジネスグループでは、新電力サービスが好調に推移した半面、ISPサービスや印刷などは苦戦した。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、LED販売が増加したものの、訪問して商談する太陽光発電システム等が減少し減収となった。その他セグメントでは、連結子会社化したカエルネットワークスの寄与やITエンジニア派遣事業が堅調に推移し、前年同期比で41.9%の増収率となった。
利益に関しては、売上総利益の伸び率(前年同期比7.3%増)が販管費の伸び率(同6.7%)を上回ったため、営業利益は同14.2%の増益となった。販管費の抑制の要因としては、新しい働き方への対応が加速したことが挙げられる。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益では大幅な増益となったのは、フォーバルテレコムグループでの事業譲渡益(354百万円)を特別利益として計上したためである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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フォーバル<8275>の2022年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比3.0%増の11,321百万円、営業利益が同14.2%増の322百万円、経常利益が同41.7%増の340百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同315.1%増の352百万円となり、東京都などで緊急事態宣言が発出されるなどコロナ禍の影響は依然続くものの、堅調な業績となった。
売上高に関しては、1回目の緊急事態宣言に伴い減収となった前年同期と比較すると3.0%増となったものの、本格的な回復までには至っていない。事業タイプ別には、定期的な収入があるストック型の事業・サービスは順調な一方で、都度の訪問や商談が必要な事業では苦戦が続き、明暗が分かれた。フォーバルビジネスグループは、増収率が前年同期比で15.3%増となった。アイコンサービスが順調に増加し、成長に貢献した。一方で、ハードウェア販売やオフィス工事等に関しては商談の延期などにより伸び悩みも見られた。フォーバルテレコムビジネスグループでは、新電力サービスが好調に推移した半面、ISPサービスや印刷などは苦戦した。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、LED販売が増加したものの、訪問して商談する太陽光発電システム等が減少し減収となった。その他セグメントでは、連結子会社化したカエルネットワークスの寄与やITエンジニア派遣事業が堅調に推移し、前年同期比で41.9%の増収率となった。
利益に関しては、売上総利益の伸び率(前年同期比7.3%増)が販管費の伸び率(同6.7%)を上回ったため、営業利益は同14.2%の増益となった。販管費の抑制の要因としては、新しい働き方への対応が加速したことが挙げられる。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益では大幅な増益となったのは、フォーバルテレコムグループでの事業譲渡益(354百万円)を特別利益として計上したためである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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