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イチネンホールディングス---2Qは増収・2ケタ増益、全事業で順調に推移

注目トピックス 日本株
イチネンホールディングス<9619>は10月29日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.9%増の590.47億円、営業利益が同31.8%増の47.21億円、経常利益が同31.9%増の47.91億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同312.3%増の30.64億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期の期首から適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。

自動車リース関連事業の売上高は前年同期比5.3%増の267.81億円、セグメント利益は同7.8%増の28.34億円となった。リースについては、2021年9月末現在リース契約台数は前期比1,459台増の88,713台となり、リース契約高は前年同期比2.5%減の190.45億円、リース未経過契約残高は前期末比2.3%増の828.95億円となった。自動車メンテナンス受託については、メンテナンス受託契約台数は前期末比1,511台増の86,374台となり、メンテナンス受託契約高は前年同期比2.8%増の30.49億円、メンテナンス未経過契約残高は前期末比0.3%増の82.98億円となった。燃料販売は、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力した。販売面では、リースは契約台数が順調に推移した。また、車体の外装修理サービスの販売も順調に推移した。
ケミカル事業の売上高は前年同期比3.7%増の55.21億円、セグメント利益は同7.6%増の6.36億円となった。化学品関連の自動車整備工場向けケミカル製品の販売並びに工業薬品関連の燃料添加剤、石炭添加剤の販売は順調に推移した。また、一般消費者向けケミカル製品の販売も順調に推移した。一方、船舶用燃料添加剤の販売は減少した。

パーキング事業の売上高は前年同期比10.1%増の26.91億円、セグメント利益は1.93億円(前年同期は0.47億円の利益)となった。2021年9月末現在駐車場管理件数は前期末比23件増の1,483件、管理台数は同599台増の33,919台となった。

機械工具販売事業の売上高は前年同期比5.4%増の175.46億円、セグメント利益は同0.2%減の4.93億円となった。前年同期の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う販売減少からの回復傾向が見られ、自動車整備工具、建設機械部品等の販売が増加した。また、空調工具及び計測工具の販売は順調に推移した。
合成樹脂事業の売上高は前年同期比46.8%増の68.06億円、セグメント利益は5.96億円(前年同期は0.84億円の損失)となった。遊技機の新基準機への移行に伴う入替需要の増加により、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売が大幅に増加した。また、科学計測器の販売並びに半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売も堅調に推移した。
その他の売上高は前年同期比3.0%増の1.41億円、セグメント損失は0.44億円(前年同期は1.03億円の損失)となった。農業において、農作物の販売数量が減少したが、販売単価は上昇した。
2022年3月期通期については、売上高が前期比5.1%増の1,183.50億円、営業利益が同6.4%増の80.00億円、経常利益が同6.7%増の80.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同69.1%増の51.00億円とする、10月28日に公表した連結業績予想を据え置いている。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期の期首から適用しており、連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の数値となっている。




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