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不二精機 Research Memo(1):自動車用精密成形品の拡大と医療用精密金型の2本柱に注力し収益拡大目指す

注目トピックス 日本株
■要約

1. 精密プラスチック金型の製造を専業として売上を拡大
不二精機<6400>は、1965年(昭和40年)に大阪市生野区で精密プラスチック金型の製造及び販売を目的に設立。以来、精密プラスチック金型の製造を専業とし、精密成形品その他事業も始め、グローバル展開で海外連結子会社の拡大も行い、射出成形用精密金型及び成形システム事業と精密成形品その他事業の2事業で事業展開している。

同社は、高度な金型設計ノウハウと加工技術を有し、1)ハイサイクル、2)多数個取り、3)不良率・バラツキの極小化、4)長寿命、を特徴として、高付加価値な精密金型製造を行っている。また精密成形品その他事業では、精密金型の競争力を活用し、参入障壁の高い自動車関連部品分野に絞った事業展開を行っている。

2. 2021年12月期の連結業績は26.3%増収、営業利益2.1倍、経常利益4.3倍で上場年度後最高益更新
2021年12月期の連結業績は売上高7,468百万円(前期比26.3%増)、営業利益606百万円(同2.1倍)、経常利益616百万円(同4.3倍)、親会社株主に帰属する当期純利益506百万円(同5.1倍)となった。事業別では、射出成形用精密金型及び成形システム事業は売上高2,838百万円(前期比22.0%増)、営業利益260百万円(同2.7%減)となった。精密成形品その他事業は、売上高4,630百万円(前期比29.1%増)、営業利益328百万円(同14.3倍)となった。全体として、2021年12月期は2020年12月期の新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響による期ずれや反動増などの影響、償却負担額の増加が一巡したことなどもあり、利益が想定以上となった。

3. 2022年12月期予想は、先行投資により5.9%増収ながら29.5%営業減益予想
2022年12月期の連結業績予想は、売上高7,909百万円(前期比5.9%増)、営業利益427百万円(同29.5%減)、経常利益375百万円(同39.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円(同40.7%減)となっている。2022年12月期は自動車向けが中期的な受注もあり堅調な伸びを続けるも、利益面では材料費の高騰や次世代に向けた研究開発費の増加、さらには人件費増などの要因が加わり、前向きな投資増額により利益は減少する見通しとしている。なお中期方針として、2022年12月期で体質強化を図り、2025年12月期には売上高9,500百万円、営業利益率7.5%達成を目標に掲げた。

■Key Points
・26.3%増収、営業利益2.1倍、経常利益4.3倍で上場年度後最高益更新
・2022年12月期会社予想は将来に向けた先行投資増前提に5.9%増収ながら29.5%営業減益予想
・自動車用精密成形品の拡大と医療用精密金型の2本柱に注力し収益拡大目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)




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