ニッソウ Research Memo(3):中小規模リフォームのブルーオーシャン市場で事業拡大(2)
[22/04/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
3. ニッソウ<1444>の強み
小・中規模のリフォーム専業というビジネスモデルによりブルーオーシャンで事業を展開している同社の強みは、競争環境が比較的穏やかなこと、顧客の1つである不動産会社から直接依頼・受注ができること、30年間の経験と実績があること、顧客数が多いこと、競合企業に比べて従業員数が多いこと、スピード感をもって対応することなどであると弊社は考えている。
(1) 競争環境が比較的穏やか
リフォームを専業としている上場企業は同社のみであり、大企業では採算がとれない小・中規模のリフォーム工事に特化することによって競合が少ない市場環境の下、事業を行っている。また、仮に競合になる企業があったとしても町の零細リフォーム会社などが考えられ、コスト・品質の面で優位に立つことができる可能性が高い。競争が少ないニッチな領域に着目し、利益を出すことができている。
(2) 顧客の1つである不動産会社から直接依頼・受注
顧客である不動産会社から同社に直接仕事の依頼が来ると言う。そのため、入札案件などの比率が少なく、利益をしっかりと確保できる要因の1つになっていると弊社は考える。
(3) 30年間の経験と実績
リフォーム専業として30年以上にわたって事業を行っており、様々なノウハウが蓄積している。それにより、質の高い工事、スピーディーな工事が可能となっている。また、長年蓄積されたノウハウは他社が容易に模倣できるものではなく、小・中規模リフォーム市場での同社の地位を確固たるものにしていると弊社は見ている。
(4) 顧客数が多いこと
同社の顧客数は、2021年7月期末時点で国内2,100社以上に上っている。顧客が多いことで工事の現場が多くなるにつれ、コストの削減にも結実している。例えば、1人の職人に近接地の現場も担当してもらうといった形にすることで、人件費などのコスト抑制に成功している。こうした工夫により、同社は単価の安い工事であっても利益を確保することを可能にしている。
(5) 競合企業に比べて多い従業員数
同社の従業員数は2022年7月期第2四半期末時点で56名にまで増えている。競合となる地域の小規模なリフォーム店などと比較すると、人員に余裕があり、繁忙期や案件が集中した際にも1つひとつの工事の質を担保することが可能な状態を構築している。また、人員が多いことでスピーディーな対応が可能になる点も強みと言える。
(6) スピーディーな対応
同社は、何事にもスピーディーに対応することを信条としている。スピーディーな見積もりの提出・工事は、たとえば、顧客の賃貸物件の空室期間の最短化へもつながる。こうした対応により、不動産会社や物件オーナー等から同社が選ばれる強みの1つとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<EY>
3. ニッソウ<1444>の強み
小・中規模のリフォーム専業というビジネスモデルによりブルーオーシャンで事業を展開している同社の強みは、競争環境が比較的穏やかなこと、顧客の1つである不動産会社から直接依頼・受注ができること、30年間の経験と実績があること、顧客数が多いこと、競合企業に比べて従業員数が多いこと、スピード感をもって対応することなどであると弊社は考えている。
(1) 競争環境が比較的穏やか
リフォームを専業としている上場企業は同社のみであり、大企業では採算がとれない小・中規模のリフォーム工事に特化することによって競合が少ない市場環境の下、事業を行っている。また、仮に競合になる企業があったとしても町の零細リフォーム会社などが考えられ、コスト・品質の面で優位に立つことができる可能性が高い。競争が少ないニッチな領域に着目し、利益を出すことができている。
(2) 顧客の1つである不動産会社から直接依頼・受注
顧客である不動産会社から同社に直接仕事の依頼が来ると言う。そのため、入札案件などの比率が少なく、利益をしっかりと確保できる要因の1つになっていると弊社は考える。
(3) 30年間の経験と実績
リフォーム専業として30年以上にわたって事業を行っており、様々なノウハウが蓄積している。それにより、質の高い工事、スピーディーな工事が可能となっている。また、長年蓄積されたノウハウは他社が容易に模倣できるものではなく、小・中規模リフォーム市場での同社の地位を確固たるものにしていると弊社は見ている。
(4) 顧客数が多いこと
同社の顧客数は、2021年7月期末時点で国内2,100社以上に上っている。顧客が多いことで工事の現場が多くなるにつれ、コストの削減にも結実している。例えば、1人の職人に近接地の現場も担当してもらうといった形にすることで、人件費などのコスト抑制に成功している。こうした工夫により、同社は単価の安い工事であっても利益を確保することを可能にしている。
(5) 競合企業に比べて多い従業員数
同社の従業員数は2022年7月期第2四半期末時点で56名にまで増えている。競合となる地域の小規模なリフォーム店などと比較すると、人員に余裕があり、繁忙期や案件が集中した際にも1つひとつの工事の質を担保することが可能な状態を構築している。また、人員が多いことでスピーディーな対応が可能になる点も強みと言える。
(6) スピーディーな対応
同社は、何事にもスピーディーに対応することを信条としている。スピーディーな見積もりの提出・工事は、たとえば、顧客の賃貸物件の空室期間の最短化へもつながる。こうした対応により、不動産会社や物件オーナー等から同社が選ばれる強みの1つとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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