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ジェイ・エス・ビー---2Qは2ケタ増収増益、主力の不動産賃貸管理事業が好調を維持

注目トピックス 日本株
ジェイ・エス・ビー<3480>は13日、2022年10月期第2四半期(21年11月-22年4月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比10.1%増の314.32億円、営業利益は同19.3%増の55.59億円、経常利益は同19.3%増の55.00億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同26.6%増の38.87億円となった。

不動産賃貸管理事業の売上高は前年同期比10.5%増の297.44億円、セグメント利益は同19.8%増の61.92億円となった。物件管理戸数は順調に増加し当初計画を上回った(前年同期比4,665戸増 80,611戸)。入居率は高水準を確保した(99.9%)。新規物件開発において、三重県内で運営される食事付き学生マンションや学生会館の中では最大規模となる自社所有物件「学生会館 Uni E'meal 三重大学前」の運営を開始した。また、同社が企画、運営、自社所有する食事付き学生マンション「Uni E'meal」シリーズでは富山県初進出となる「学生会館 Uni E'meal 富山大学前」の運営を開始した。そのほか、同社がプロデュースする食事付き学生マンションの初進出エリアでは、熊本県に「ロイヤル新大江」、鹿児島県に「MANI FICRIA 高麗」、山形県に「学生会館UniS Court山形」それぞれの運営を開始している。費用面では借上物件の管理戸数増加による保証家賃の増加、人員数の増加による人件費の増加、自社所有物件の増加に伴う減価償却費の増加、食事付き学生マンションの積極展開による食材仕入等、当社グループの業容拡大に伴う費用負担がそれぞれ増加している。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は3.87億円、売上原価は3.40億円それぞれ減少し、セグメント利益は0.46億円減少している。

高齢者住宅事業の売上高は前年同期比0.7%増の14.08億円、セグメント利益は同37.6%減の1.33億円となった。2021年10月にオープンした「グランメゾン迎賓館 豊中刀根山」による売上高の増加はあったが、コロナ禍における感染拡大傾向への懸念から、高齢者施設に入居する時期を先延ばしにするといった一時的に入居を控える動きもあり、稼働率は第1四半期に比べ改善はみられたが、全体的に弱含みの状態で推移した。一方、費用面では派遣社員の利用増加に伴い人件費が増加した。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は0.25億円減少しているが、売上原価が同額減少しているため、セグメント利益への影響はない。

その他の売上高は前年同期比14.5%増の2.80億円、セグメント損失は0.40億円(前年同期は0.86億円の損失)となった。三菱地所<8802>と中川政七商店が進める、学生が本気で商売を学び実践する47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」(2022年8月、東京駅前で開業予定)の年間スペシャル・サポーターとして支援することを決定し、学生支援への取り組みを積極的に展開している。日本語学校事業では、新型コロナウイルス感染症の断続的な感染再拡大に伴う入国制限の長期化の影響を受け、待機留学生の発生、受け入れ時期の遅延が継続しており事業収益は低調な状況で推移した。スタイルガーデンの運営する第0新卒事業では第1四半期に引き続き、当初計画を上回る順調なペースで推移し、当セグメントの成績挽回に貢献している。

2022年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.5%増の572.90億円、営業利益が同10.2%増の58.81億円、経常利益が同10.3%増の57.41億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.4%増の38.17億円とする期初計画を据え置いている。




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