三菱総研 Research Memo(5):2022年9月期の業績予想を上方修正。2022年9月期下期から先行投資を実施
[22/08/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
2022年9月期第3四半期の決算発表に伴い三菱総合研究所<3636>は、2022年9月期の連結業績を2022年8月1日に上方修正した。上方修正は2022年9月期第2四半期に続き、2四半期連続だ。売上高で前期比13.6%増の117,000百万円、営業利益で同34.2%増の9,200百万円、経常利益で同37.4%増の10,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同49.7%増の7,500百万円と増収増益を見込んでいる。2022年9月期第3四半期までの業績が好調だったことを受け、期初の予想から売上高は4,000百万円、営業利益は2,000百万円、経常利益は2,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,000百万円をそれぞれ増加する上方修正を行った。セグメント別では、シンクタンク・コンサルティングサービスの売上高は前期比18.9%増の48,000百万円、経常利益が同23.9%増の5,200百万円、ITサービスの売上高は同10.1%増の69,000百万円、経常利益は同54.7%増の5,200百万円を見込んでいる。「中期経営計画2023」において設定した「VCP経営」「連結経営」「新常態経営」の基本方針のもと、引き続き好調な官公庁向け事業と金融・カード向け事業を軸に、「中期経営計画2023」の経常利益目標を1年前倒しで達成できる見通しである。
併せて、2022年9月期下期から2023年9月期にかけて、事業から創出されるキャッシュを成長投資に充てる方針だ。具体的には「人財投資」「研究・提言投資」「R&D投資」「事業基盤投資」の4分野を重点投資領域、特に「人財投資」を最重点として設定し、先行投資を実施する。これにより「中期経営計画2023」をより強力に推進する基盤を整えることに加えて、DX・社会実装領域の強化を目的としたベンチャーとの協業等を計画している。
2022年9月期の売上分となる2022年9月期第3四半期の受注残高23,038百万円と第3四半期累計売上高91,673百万円の合計が114,712百万円と、通期売上高の業績予想の98%に達していること(進捗率98%)を考えると、業績予想に対して達成の確度は高いと弊社は見ている。民間企業・官公庁向け事業が好調に推移した場合、さらなる業績上振れの可能性もありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<EY>
2022年9月期第3四半期の決算発表に伴い三菱総合研究所<3636>は、2022年9月期の連結業績を2022年8月1日に上方修正した。上方修正は2022年9月期第2四半期に続き、2四半期連続だ。売上高で前期比13.6%増の117,000百万円、営業利益で同34.2%増の9,200百万円、経常利益で同37.4%増の10,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同49.7%増の7,500百万円と増収増益を見込んでいる。2022年9月期第3四半期までの業績が好調だったことを受け、期初の予想から売上高は4,000百万円、営業利益は2,000百万円、経常利益は2,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,000百万円をそれぞれ増加する上方修正を行った。セグメント別では、シンクタンク・コンサルティングサービスの売上高は前期比18.9%増の48,000百万円、経常利益が同23.9%増の5,200百万円、ITサービスの売上高は同10.1%増の69,000百万円、経常利益は同54.7%増の5,200百万円を見込んでいる。「中期経営計画2023」において設定した「VCP経営」「連結経営」「新常態経営」の基本方針のもと、引き続き好調な官公庁向け事業と金融・カード向け事業を軸に、「中期経営計画2023」の経常利益目標を1年前倒しで達成できる見通しである。
併せて、2022年9月期下期から2023年9月期にかけて、事業から創出されるキャッシュを成長投資に充てる方針だ。具体的には「人財投資」「研究・提言投資」「R&D投資」「事業基盤投資」の4分野を重点投資領域、特に「人財投資」を最重点として設定し、先行投資を実施する。これにより「中期経営計画2023」をより強力に推進する基盤を整えることに加えて、DX・社会実装領域の強化を目的としたベンチャーとの協業等を計画している。
2022年9月期の売上分となる2022年9月期第3四半期の受注残高23,038百万円と第3四半期累計売上高91,673百万円の合計が114,712百万円と、通期売上高の業績予想の98%に達していること(進捗率98%)を考えると、業績予想に対して達成の確度は高いと弊社は見ている。民間企業・官公庁向け事業が好調に推移した場合、さらなる業績上振れの可能性もありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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