アイリック Research Memo(6):2022年6月期は増収増益。成長分野と位置付けるシステム事業などが順調
[22/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2022年6月期連結業績の概要
アイリックコーポレーション<7325>の2022年6月期の連結業績(収益認識会計基準等適用も影響軽微、増減率は適用前の前期実績との単純比較で算出)は、売上高が前期比12.1%増の5,199百万円、営業利益が同14.3%増の418百万円、経常利益が同15.5%増の432百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.7%増の255百万円となった。
コロナ禍の長期化により「保険クリニック」(直営店)への新規来店客数が微増にとどまったため保険販売事業の直営店部門・RM部門が伸び悩み、全体として売上高・利益とも計画を下回ったが、ストック収益が主力のソリューション事業のAS部門や、成長分野と位置付けるシステム事業が順調に拡大して増収増益で着地した。利益面では「保険クリニック」直営店の新規出店関連の先行投資費用(人件費、賃料、什器備品など)や、「スマートOCR」関連の開発費や受注増加に伴うカスタマイズ費などが増加したが、増収効果で吸収した。売上総利益は同9.7%増加したが、売上総利益率は83.4%で同1.8ポイント低下した。販管費は同9.2%増加したが、販管費比率は75.3%で同2.0ポイント低下した。なお、期初時点では「保険クリニック」の大規模プロモーションを計画していたが、コロナ禍の影響で十分な効果が見込めないと判断して取りやめた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
1. 2022年6月期連結業績の概要
アイリックコーポレーション<7325>の2022年6月期の連結業績(収益認識会計基準等適用も影響軽微、増減率は適用前の前期実績との単純比較で算出)は、売上高が前期比12.1%増の5,199百万円、営業利益が同14.3%増の418百万円、経常利益が同15.5%増の432百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.7%増の255百万円となった。
コロナ禍の長期化により「保険クリニック」(直営店)への新規来店客数が微増にとどまったため保険販売事業の直営店部門・RM部門が伸び悩み、全体として売上高・利益とも計画を下回ったが、ストック収益が主力のソリューション事業のAS部門や、成長分野と位置付けるシステム事業が順調に拡大して増収増益で着地した。利益面では「保険クリニック」直営店の新規出店関連の先行投資費用(人件費、賃料、什器備品など)や、「スマートOCR」関連の開発費や受注増加に伴うカスタマイズ費などが増加したが、増収効果で吸収した。売上総利益は同9.7%増加したが、売上総利益率は83.4%で同1.8ポイント低下した。販管費は同9.2%増加したが、販管費比率は75.3%で同2.0ポイント低下した。なお、期初時点では「保険クリニック」の大規模プロモーションを計画していたが、コロナ禍の影響で十分な効果が見込めないと判断して取りやめた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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