C&R社 Research Memo(1):旺盛な需要を背景に2023年2月期も過去最高業績を更新見通し
[22/11/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■要約
クリーク・アンド・リバー社<4763>は、プロフェッショナル(専門職)のエージェンシーとして、プロデュース事業(開発・請負)、エージェンシー事業(派遣・紹介)、ライツマネジメント事業(知的財産の企画開発・流通)の3つの事業を、クリエイティブ分野(テレビ・映画、ゲーム、Web、広告・出版等)を中心に医療、会計、法曹など現在18分野で展開している。プロフェッショナル人材のネットワークはグループ全体で34万人超、顧客数は4.5万社を超える。
1. 2023年2月期第2四半期累計業績の概要
2023年2月期第2四半期累計(2022年3月-8月)の連結業績は、売上高で前年同期比6.2%増の22,334百万円、営業利益で同16.4%増の2,511百万円と過去最高を更新し、ほぼ会社計画(売上高23,000百万円、営業利益2,500百万円)どおりに着地した※。主力のクリエイティブ分野(日本)において、ゲーム、Web、映像分野のプロフェッショナル人材需要が順調に拡大したほか、医療分野も医師紹介案件が好調に推移した。四半期ベースで見ると、第2四半期の営業利益が同11.2%減の823百万円と減益に転じたが、これは新規事業の育成や人材投資など先行投資を実施したこと、並びに前年同期の利益水準が高かった電子書籍分野の反動減が主因となっている。
※2023年2月期より「収益認識に関する会計基準」等を適用したことにより、売上高で1,026百万円の減少、営業利益で62百万円の増加要因となっている。旧会計基準ベースで比較した場合、売上高は11.1%増、営業利益は13.5%増となる。
2. 2023年2月期の業績見通し
2023年2月期の連結業績は、売上高で前期比5.3%増の44,000百万円、営業利益で同17.2%増の4,000百万円と期初計画を据え置いた。収益認識会計基準等の適用により売上高で20億円の目減り要因となるが、旧会計基準ベースでは10.0%増収となる(営業利益への影響はなし)。景気の先行き不透明感が強まっているものの、主力のクリエイティブ分野(日本)、医療分野を中心にプロフェッショナル人材に対する需要は引き続き堅調に推移している。四半期ベースでは第3四半期も投資費用の増加等により若干の減益が見込まれるものの、第4四半期は2ケタ増益に転じる見込みとなっており、通期の会社計画は達成できるものと弊社では見ている。
3. 中期経営計画の進捗状況
2024年2月期までの中期経営計画では、プロフェッショナル分野のさらなる拡大、新規サービスの創出、経営人材の創出、コーポレート・ガバナンスの強化の4点を重点施策に掲げ、最終年度に売上高470億円、営業利益45億円を目指している。現時点の進捗状況は概ね順調で、新規サービスではXRやAIなど先進技術を活用したサービスが育ちつつある。また、新規領域としてエンジニア領域への進出を狙っており、M&Aも視野に入れながら足がかりを作っていく考えだ。将来的にはプロフェッショナル人材ネットワークのグローバル化構想を描いており、そのためのプラットフォームとなる「C&R Creative Studiosメタバース」のプロトタイプを2022年内にオープンする予定となっている。プロフェッショナル人材サービスの領域拡大とITを活用した付加価値の高い新規サービスを育成していくことによって、長期目標である売上高1,000億円、営業利益100億円の達成を目指しており、今後も着実に収益成長を続けていくものと期待される。
■Key Points
・2023年2月期第2四半期累計業績は主力事業の拡大により実質2ケタ増収増益に
・2023年2月期業績は会社計画通りに進捗、過去最高を連続更新する見通し
・プロフェッショナル領域を50分野まで拡大し、長期目標として売上高1,000億円、営業利益100億円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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クリーク・アンド・リバー社<4763>は、プロフェッショナル(専門職)のエージェンシーとして、プロデュース事業(開発・請負)、エージェンシー事業(派遣・紹介)、ライツマネジメント事業(知的財産の企画開発・流通)の3つの事業を、クリエイティブ分野(テレビ・映画、ゲーム、Web、広告・出版等)を中心に医療、会計、法曹など現在18分野で展開している。プロフェッショナル人材のネットワークはグループ全体で34万人超、顧客数は4.5万社を超える。
1. 2023年2月期第2四半期累計業績の概要
2023年2月期第2四半期累計(2022年3月-8月)の連結業績は、売上高で前年同期比6.2%増の22,334百万円、営業利益で同16.4%増の2,511百万円と過去最高を更新し、ほぼ会社計画(売上高23,000百万円、営業利益2,500百万円)どおりに着地した※。主力のクリエイティブ分野(日本)において、ゲーム、Web、映像分野のプロフェッショナル人材需要が順調に拡大したほか、医療分野も医師紹介案件が好調に推移した。四半期ベースで見ると、第2四半期の営業利益が同11.2%減の823百万円と減益に転じたが、これは新規事業の育成や人材投資など先行投資を実施したこと、並びに前年同期の利益水準が高かった電子書籍分野の反動減が主因となっている。
※2023年2月期より「収益認識に関する会計基準」等を適用したことにより、売上高で1,026百万円の減少、営業利益で62百万円の増加要因となっている。旧会計基準ベースで比較した場合、売上高は11.1%増、営業利益は13.5%増となる。
2. 2023年2月期の業績見通し
2023年2月期の連結業績は、売上高で前期比5.3%増の44,000百万円、営業利益で同17.2%増の4,000百万円と期初計画を据え置いた。収益認識会計基準等の適用により売上高で20億円の目減り要因となるが、旧会計基準ベースでは10.0%増収となる(営業利益への影響はなし)。景気の先行き不透明感が強まっているものの、主力のクリエイティブ分野(日本)、医療分野を中心にプロフェッショナル人材に対する需要は引き続き堅調に推移している。四半期ベースでは第3四半期も投資費用の増加等により若干の減益が見込まれるものの、第4四半期は2ケタ増益に転じる見込みとなっており、通期の会社計画は達成できるものと弊社では見ている。
3. 中期経営計画の進捗状況
2024年2月期までの中期経営計画では、プロフェッショナル分野のさらなる拡大、新規サービスの創出、経営人材の創出、コーポレート・ガバナンスの強化の4点を重点施策に掲げ、最終年度に売上高470億円、営業利益45億円を目指している。現時点の進捗状況は概ね順調で、新規サービスではXRやAIなど先進技術を活用したサービスが育ちつつある。また、新規領域としてエンジニア領域への進出を狙っており、M&Aも視野に入れながら足がかりを作っていく考えだ。将来的にはプロフェッショナル人材ネットワークのグローバル化構想を描いており、そのためのプラットフォームとなる「C&R Creative Studiosメタバース」のプロトタイプを2022年内にオープンする予定となっている。プロフェッショナル人材サービスの領域拡大とITを活用した付加価値の高い新規サービスを育成していくことによって、長期目標である売上高1,000億円、営業利益100億円の達成を目指しており、今後も着実に収益成長を続けていくものと期待される。
■Key Points
・2023年2月期第2四半期累計業績は主力事業の拡大により実質2ケタ増収増益に
・2023年2月期業績は会社計画通りに進捗、過去最高を連続更新する見通し
・プロフェッショナル領域を50分野まで拡大し、長期目標として売上高1,000億円、営業利益100億円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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