ジェネパ Research Memo(6):2022年10月期は黒字転換。EC需要は堅調、子会社の工場稼働率が向上(2)
[23/02/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■ジェネレーションパス<3195>の業績動向
4. セグメント別業績
(1) ECマーケティング事業
ECマーケティング事業については、売上高12,483百万円(前期は10,865百万円)、セグメント利益は267百万円(同360百万円)となった。コロナ禍の影響により喚起されたEC需要や在宅勤務・巣ごもり需要等、変遷する消費者ニーズを的確に捉え、新商品を継続的に導入したことにより、家具・家電・生活雑貨等の販売が好調に推移し、増収で着地した。利益面については、急激な円安及び国際的なエネルギー・原材料価格の高騰を受け仕入価格が大幅な上昇局面にあったことから、減益での着地となった。
(2) 商品企画関連事業
商品企画関連事業については、売上高3,372百万円(前期は2,265百万円)となり、セグメント損益は98百万円の利益(同32百万円の損失)に転換した。ベトナムではコロナ禍における各種制限が緩和されつつあること、生産体制の構築が進み工場稼働率が向上したこと、青島新綻紡貿易の受注が順調に増加したことから、売上高・利益面ともに大きく増加した。中国においては、依然としてコロナ禍の影響は警戒視されるものの、ゼロコロナ政策の緩和によって経済活動が正常化に向かうなか、受注の増加傾向が強まってくると弊社では見ている。
(3) その他
その他の売上高は177百万円(前期は113百万円)となり、セグメント利益は47百万円(同22百万円)となった。非物販事業としておしゃれなインテリア・雑貨の紹介、それらの実例の紹介及び家に関するアイデアを紹介するWebメディア「イエコレクション」について、掲載する記事数やPV数の拡大に向けた人員増加等への投資を行ったほか、新たに「イエコレクション」の収益拡大を目標に、シーン・相手別におすすめの贈り物をセレクトするWebメディア「プレゼントコレクション」を立ち上げた。
5. 財務状況
貸借対照表によると、2022年10月期末における資産合計は前期末比1,039百万円増の4,638百万円となった。流動資産は4,364百万円となり、同1,023百万円の増加となった。主な要因としては売上回収代金の増加及び金融機関からの借入により現金及び預金が559百万円増加し、取引高の増加により受取手形及び売掛金が173百万円増加、各モールにおける施策向けの在庫確保により商品及び製品が250百万円増加したことなどによるものである。固定資産は同15百万円増の273百万円となった。ジェネパベトナムにおいて機械装置及び運搬具が44百万円増加したことなどから、有形固定資産が35百万円増加した一方で、のれんが23百万円減少したことなどにより無形固定資産が22百万円減少したことなどによるものである。
負債合計は、前期末比705百万円増の2,640百万円となった。流動負債は同791百万円増の2,536百万円となった。商品及び原材料の仕入量増により支払手形及び買掛金が177百万円増加、運転資金の資金調達及びM&Aに関する資金の需要への備えを目的として締結したコミットメントライン契約による融資により短期借入金が500百万円増加し、ロイヤリティや決済手数料等の変動費が増加したことにより未払金が53百万円増加したことによるものである。
純資産は、前期末比334百万円増の1,997百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が343百万円増加したことによるものである。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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4. セグメント別業績
(1) ECマーケティング事業
ECマーケティング事業については、売上高12,483百万円(前期は10,865百万円)、セグメント利益は267百万円(同360百万円)となった。コロナ禍の影響により喚起されたEC需要や在宅勤務・巣ごもり需要等、変遷する消費者ニーズを的確に捉え、新商品を継続的に導入したことにより、家具・家電・生活雑貨等の販売が好調に推移し、増収で着地した。利益面については、急激な円安及び国際的なエネルギー・原材料価格の高騰を受け仕入価格が大幅な上昇局面にあったことから、減益での着地となった。
(2) 商品企画関連事業
商品企画関連事業については、売上高3,372百万円(前期は2,265百万円)となり、セグメント損益は98百万円の利益(同32百万円の損失)に転換した。ベトナムではコロナ禍における各種制限が緩和されつつあること、生産体制の構築が進み工場稼働率が向上したこと、青島新綻紡貿易の受注が順調に増加したことから、売上高・利益面ともに大きく増加した。中国においては、依然としてコロナ禍の影響は警戒視されるものの、ゼロコロナ政策の緩和によって経済活動が正常化に向かうなか、受注の増加傾向が強まってくると弊社では見ている。
(3) その他
その他の売上高は177百万円(前期は113百万円)となり、セグメント利益は47百万円(同22百万円)となった。非物販事業としておしゃれなインテリア・雑貨の紹介、それらの実例の紹介及び家に関するアイデアを紹介するWebメディア「イエコレクション」について、掲載する記事数やPV数の拡大に向けた人員増加等への投資を行ったほか、新たに「イエコレクション」の収益拡大を目標に、シーン・相手別におすすめの贈り物をセレクトするWebメディア「プレゼントコレクション」を立ち上げた。
5. 財務状況
貸借対照表によると、2022年10月期末における資産合計は前期末比1,039百万円増の4,638百万円となった。流動資産は4,364百万円となり、同1,023百万円の増加となった。主な要因としては売上回収代金の増加及び金融機関からの借入により現金及び預金が559百万円増加し、取引高の増加により受取手形及び売掛金が173百万円増加、各モールにおける施策向けの在庫確保により商品及び製品が250百万円増加したことなどによるものである。固定資産は同15百万円増の273百万円となった。ジェネパベトナムにおいて機械装置及び運搬具が44百万円増加したことなどから、有形固定資産が35百万円増加した一方で、のれんが23百万円減少したことなどにより無形固定資産が22百万円減少したことなどによるものである。
負債合計は、前期末比705百万円増の2,640百万円となった。流動負債は同791百万円増の2,536百万円となった。商品及び原材料の仕入量増により支払手形及び買掛金が177百万円増加、運転資金の資金調達及びM&Aに関する資金の需要への備えを目的として締結したコミットメントライン契約による融資により短期借入金が500百万円増加し、ロイヤリティや決済手数料等の変動費が増加したことにより未払金が53百万円増加したことによるものである。
純資産は、前期末比334百万円増の1,997百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が343百万円増加したことによるものである。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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