紀文食品 Research Memo(6):成長戦略は順調に推移しているものの、原材料・エネルギーコスト増が大きく影響
[23/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*14:06JST 紀文食品 Research Memo(6):成長戦略は順調に推移しているものの、原材料・エネルギーコスト増が大きく影響
■中期経営計画
3. 中期経営計画の進捗
紀文食品<2933>の2022年3月期の連結業績は、売上高99,203百万円(前期比0.6%減)、営業利益3,809百万円(同4.8%増)であった。売上高は、前年同期の新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)特需の反動により、上期は若干の未達となったものの、「収益認識に関する会計基準」等の適用を考慮すると通期では実質増収となった。営業利益は原材料や資材などのコストが上昇したが、原材料の安定調達を図るとともに、継続的な生産性向上や条件改定などの原価率低減策の実施により増益となった。中期経営計画に対する進捗は若干の未達となったようだが、適切なリスク対応や計画的な投資、継続した原価低減・業務改善活動によって、中期経営計画の達成は十分ねらえる状況であった。
2023年3月期の連結業績は、原材料・エネルギーコスト増が大きく影響し各利益を下方修正したものの、成長戦略は順調に進捗しており、売上高を上方修正した。これらの結果、中期経営計画最終年度となる2024年3月期業績については、定性目標及び売上高は射程圏内であるものの、各利益の達成は厳しい状況と弊社では見ている。成長戦略の推進による利益面での改善がカギと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<NS>
■中期経営計画
3. 中期経営計画の進捗
紀文食品<2933>の2022年3月期の連結業績は、売上高99,203百万円(前期比0.6%減)、営業利益3,809百万円(同4.8%増)であった。売上高は、前年同期の新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)特需の反動により、上期は若干の未達となったものの、「収益認識に関する会計基準」等の適用を考慮すると通期では実質増収となった。営業利益は原材料や資材などのコストが上昇したが、原材料の安定調達を図るとともに、継続的な生産性向上や条件改定などの原価率低減策の実施により増益となった。中期経営計画に対する進捗は若干の未達となったようだが、適切なリスク対応や計画的な投資、継続した原価低減・業務改善活動によって、中期経営計画の達成は十分ねらえる状況であった。
2023年3月期の連結業績は、原材料・エネルギーコスト増が大きく影響し各利益を下方修正したものの、成長戦略は順調に進捗しており、売上高を上方修正した。これらの結果、中期経営計画最終年度となる2024年3月期業績については、定性目標及び売上高は射程圏内であるものの、各利益の達成は厳しい状況と弊社では見ている。成長戦略の推進による利益面での改善がカギと言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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