DDグループ Research Memo(8):2025年2月期も増収増益基調が継続する見通し
[24/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*12:08JST DDグループ Research Memo(8):2025年2月期も増収増益基調が継続する見通し
■業績見通し
1. 2025年2月期の業績見通し
2025年2月期の連結業績予想についてDDグループ<3073>は、売上高を前期比3.8%増の38,470百万円、営業利益を同7.9%増の3,500百万円、経常利益を同7.6%増の3,370百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同27.4%減の2,480百万円と増収増益基調の継続を見込んでいる。親会社株主に帰属する当期純利益のみ減益となるのは、会計上の前期における税効果会計の反動によるものである。
売上高は、コロナ禍からの本格回復や各種施策等により、「飲食・アミューズメント事業」の既存店売上高(平均)を前期比102.1%と想定している。また、「ホテル・不動産事業」については、2024年3月15日にリブランドオープンした「3S HOTEL ATSUGI」リニュアルオープンにかかるイニシャルコスト等が発生する計画であるものの、リブランド工事に関わる費用(工事期間中の家賃コストや工事費等)の解消を想定している。
損益面でも、既存店の伸びに加え、これまで取り組んできた原価高騰対策や損益分岐点の引き下げ効果により大幅な営業増益を実現し、営業利益率も9.1%(前期は8.7%)に改善する見通しである。
2. 弊社の見方
前期業績の回復の状況(特に第4四半期)や足元の経済情勢などから判断して、同社の業績予想は十分達成可能であると、弊社でも見ている。スタートした3月の既存店売上高(月次)も前年同期比111.3%と順調に滑り出している。「ホテル・不動産事業」についても、「3S HOTEL ATSUGI」のリブランドオープンによる売上高・利益の上乗せが期待できるだろう。なお、トップラインの伸びがやや物足りない印象なのは、コロナ禍からの回復が一巡することに加え、ここ数年新規出店を抑えてきたことが主因であるが、2025年2月期の新規出店計画も4店舗に留まっており、2025年2月期も筋肉質な収益体質への転換と財務改善を優先する方針が続くものと予想される。その一方で、収益力が大きく高まってきたところは評価すべきポイントであり、今後、トップラインの伸びと利益のバランスをどのようにとっていくのかが注目点と言える。戦略面では、引き続きブランド価値の創出につながる新業態の開発やグループ経営力の強化に向けたDX推進(グーグル・クラウドとの連携を含む)など、同社ならではの革新的な動きにも注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<AS>
■業績見通し
1. 2025年2月期の業績見通し
2025年2月期の連結業績予想についてDDグループ<3073>は、売上高を前期比3.8%増の38,470百万円、営業利益を同7.9%増の3,500百万円、経常利益を同7.6%増の3,370百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同27.4%減の2,480百万円と増収増益基調の継続を見込んでいる。親会社株主に帰属する当期純利益のみ減益となるのは、会計上の前期における税効果会計の反動によるものである。
売上高は、コロナ禍からの本格回復や各種施策等により、「飲食・アミューズメント事業」の既存店売上高(平均)を前期比102.1%と想定している。また、「ホテル・不動産事業」については、2024年3月15日にリブランドオープンした「3S HOTEL ATSUGI」リニュアルオープンにかかるイニシャルコスト等が発生する計画であるものの、リブランド工事に関わる費用(工事期間中の家賃コストや工事費等)の解消を想定している。
損益面でも、既存店の伸びに加え、これまで取り組んできた原価高騰対策や損益分岐点の引き下げ効果により大幅な営業増益を実現し、営業利益率も9.1%(前期は8.7%)に改善する見通しである。
2. 弊社の見方
前期業績の回復の状況(特に第4四半期)や足元の経済情勢などから判断して、同社の業績予想は十分達成可能であると、弊社でも見ている。スタートした3月の既存店売上高(月次)も前年同期比111.3%と順調に滑り出している。「ホテル・不動産事業」についても、「3S HOTEL ATSUGI」のリブランドオープンによる売上高・利益の上乗せが期待できるだろう。なお、トップラインの伸びがやや物足りない印象なのは、コロナ禍からの回復が一巡することに加え、ここ数年新規出店を抑えてきたことが主因であるが、2025年2月期の新規出店計画も4店舗に留まっており、2025年2月期も筋肉質な収益体質への転換と財務改善を優先する方針が続くものと予想される。その一方で、収益力が大きく高まってきたところは評価すべきポイントであり、今後、トップラインの伸びと利益のバランスをどのようにとっていくのかが注目点と言える。戦略面では、引き続きブランド価値の創出につながる新業態の開発やグループ経営力の強化に向けたDX推進(グーグル・クラウドとの連携を含む)など、同社ならではの革新的な動きにも注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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