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概況からBRICsを知ろう〜中国本土市場は3日ぶりに反発、値ごろ感からの買い戻し

注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 45697.62 +0.36%
昨日11日のブラジル市場は3営業日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比164.42ポイント高(+0.36%)の45697.62で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは47、値下がり24、変わらず2と買いが優勢。素材を除くすべてのセクターが上昇し、中でも消費者サービスや公益に買いが集中した。

堅調な展開が続いた後はいったんマイナス圏に転落したが、終盤に再び買い戻された。経済指標の改善が成長鈍化懸念をやや緩和させた。統計局は11日、1月の鉱工業生産が前月比でプラス2.9%となり、前月のマイナス3.7%(改定値)を上回ったと発表した。市場予想はプラス2.5%だった。また、この日に発表された1月のCNI設備稼働率(季調済)は82.7%となり、前月の82.1%(改定値)と市場予想の81.2%を上回った。

【ロシア】MICEX指数 1308.70 -2.29%
11日のロシア市場は大幅反落。主要指標のMICEX指数は前営業日比30.66ポイント安の1308.70で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは9、値下がり41と売りが優勢となった。

横ばいで寄り付いた後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、中盤から下げ幅を急速に拡大させた。クリミア半島の独立問題をめぐるロシアとウクライナ・欧米との対立が続いていることがリスク回避姿勢を強めた。クリミア自治共和国政府が住民投票の前倒しを提案している16日まではロシア株式市場では不安定な展開が続くと予測されている。なお、クリミアの住民はこの日、ロシア編入かウクライナ帰属を選択することになる。

【インド】SENSEX指数 21826.42 -0.49%
11日のインドSENSEX指数は6営業日ぶり反落。朝方には買われる場面があったものの、その後は軟調な値動き。株価指数は連日で過去最高値を更新したとあり、高値警戒感からの利益確定売りが優勢になった。特に外国人機関投資家(FII)は足元で株式購入ペースを加速させており、前週末7日には昨年12月9日以来となる大規模な買い越しを記録。SENSEX指数は2月13日に付けた安値から10%近く急伸し、株価バリュエーションは3カ月ぶりの高水準に達していた。

【中国本土】上海総合指数 2001.16 +0.10%
11日の上海総合指数は3営業日ぶり反発。不安定な展開が続いたが、終盤にプラス圏に浮上。終値で2000の大台を辛うじて回復した。前日の急落で売り込まれた不動産株などに値ごろ感からの買い戻しが入った。また、弱い経済指標の発表が相次ぐ中、金融緩和観測が高まっていることも相場の下支え要因となった。一方、中国人民銀行(中央銀行)がこの日も大型の資金吸収オペを実施したことが流動性面での懸念につながった。



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