概況からBRICsを知ろう〜中国本土市場はは3日続落、短期金利の上昇で流動性ひっ迫への懸念が浮上
[14/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 49768.06 -0.24%
先週末28日のブラジル市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比121.27ポイント高(-0.24%)の49768.06で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは44、値下がり24、変わらず5と買いが優勢。消費財や素材を除くすべてのセクターが上昇し、中でも消費者サービスや通信に買いが集中した。
前半は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を縮小させた。商品価格の上昇が資源輸出銘柄の支援材料。欧州中央銀行(ECB)や中国政府が景気低迷を改善させるため何らかの刺激策を打ち出すとの期待から、S&P GSCIコモディディ・インデックスが6日続伸した。また、2月の米個人消費支出が堅調だったことも支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1344.12 +0.92%
28日のロシア市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比12.19ポイント高(+0.92%)の1344.12で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは30、値下がり18、変わらず2と買いが優勢となった。
前半にマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。外資が流出超から流入超に転じていることが支援材料。統計によると、3月26日までの1週間で計2億1900万米ドル(約225億円)に上る外資がロシア株式ファンドに流入したという。ロシア株の値ごろ感に加え、ウクライナ南部クリミア半島のロシア編入をめぐり、欧米が強力な対露制裁を実施しないとの楽観的な見方がサポート材料となった。
【インド】SENSEX指数 22339.97 +0.57%
28日のインドSENSEX指数は3日続伸。朝高後は中盤にかけてマイナス圏まで転落。連日の過去最高値更新でやや買い疲れも見えた。とはいえ、前日に逆行安となったITや製薬など輸出関連に買い戻しが入ったほか国営最大手インドステイト銀行が連日の大幅高となり、相場は終盤にかけて値を戻す展開に。インド準備銀行(中央銀行)が銀行に課していた国際資本基準の適用期限が2019年3月まで延期されたことが、銀行株の一角の買い材料になったようだ。
【中国本土】上海総合指数 2041.71 -0.24%
28日の上海総合指数は3日続落。前日終値をはさんで上下にもみ合ったが、後場にマイナス圏に沈んだ。短期金利の上昇を受け、流動性ひっ迫への懸念が浮上。また、4月の新規株式公開(IPO)再開がほぼ確定的との報道が需給懸念を強めた。ただ、指数の下値も限定的。李克強首相が「合理的なレンジ内での経済成長を維持できる」と発言したことや、国営企業の改革案が近く発表されるとの観測が支援材料。中国工商銀行の堅調な決算も下支えとなった。
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先週末28日のブラジル市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比121.27ポイント高(-0.24%)の49768.06で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは44、値下がり24、変わらず5と買いが優勢。消費財や素材を除くすべてのセクターが上昇し、中でも消費者サービスや通信に買いが集中した。
前半は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を縮小させた。商品価格の上昇が資源輸出銘柄の支援材料。欧州中央銀行(ECB)や中国政府が景気低迷を改善させるため何らかの刺激策を打ち出すとの期待から、S&P GSCIコモディディ・インデックスが6日続伸した。また、2月の米個人消費支出が堅調だったことも支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1344.12 +0.92%
28日のロシア市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比12.19ポイント高(+0.92%)の1344.12で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは30、値下がり18、変わらず2と買いが優勢となった。
前半にマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻された。外資が流出超から流入超に転じていることが支援材料。統計によると、3月26日までの1週間で計2億1900万米ドル(約225億円)に上る外資がロシア株式ファンドに流入したという。ロシア株の値ごろ感に加え、ウクライナ南部クリミア半島のロシア編入をめぐり、欧米が強力な対露制裁を実施しないとの楽観的な見方がサポート材料となった。
【インド】SENSEX指数 22339.97 +0.57%
28日のインドSENSEX指数は3日続伸。朝高後は中盤にかけてマイナス圏まで転落。連日の過去最高値更新でやや買い疲れも見えた。とはいえ、前日に逆行安となったITや製薬など輸出関連に買い戻しが入ったほか国営最大手インドステイト銀行が連日の大幅高となり、相場は終盤にかけて値を戻す展開に。インド準備銀行(中央銀行)が銀行に課していた国際資本基準の適用期限が2019年3月まで延期されたことが、銀行株の一角の買い材料になったようだ。
【中国本土】上海総合指数 2041.71 -0.24%
28日の上海総合指数は3日続落。前日終値をはさんで上下にもみ合ったが、後場にマイナス圏に沈んだ。短期金利の上昇を受け、流動性ひっ迫への懸念が浮上。また、4月の新規株式公開(IPO)再開がほぼ確定的との報道が需給懸念を強めた。ただ、指数の下値も限定的。李克強首相が「合理的なレンジ内での経済成長を維持できる」と発言したことや、国営企業の改革案が近く発表されるとの観測が支援材料。中国工商銀行の堅調な決算も下支えとなった。
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