概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は続伸、ウクライナ情勢の沈静化で3カ月ぶりの高値
[14/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 52932.91 +0.58%
昨日26日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前営業日比306.50ポイント高(+0.58%)の52932.91で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは51、値下がり17、変わらず3と買いが優勢。全セクターが上昇し、中でも資本財や通信に買いが集中した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を一段と拡大させた。成長見通しの上方修正が支援材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に週間ベースで実施した最新調査(5月26日実施分)では、2014年の成長見通しが前回の1.62%から1.63%に引き上げられた。同年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想は前回の6.43%から6.47%に上方修正された。
【ロシア】MICEX指数 1449.36 +0.72%
26日のロシア市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比10.38ポイント高(+0.72%)の1449.36で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは39、値下がり11と買いが優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで2月26日以来の高値を更新した。
朝方はマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は高値圏で推移した。ウクライナ情勢の沈静化が好感され、リスク志向の動きが強まった。ウクライナの選挙結果を尊重するとのプーチン大統領の発言を受け、両国がこれから協力関係を模索していくとの見方が優勢になっている。
【インド】SENSEX指数 24716.88 +0.10%
26日のインドSENSEX指数は続伸。インド人民党(BJP)のモディ氏が26日に首相に就任。景気対策などへの期待からインフラ関連に買いが継続した。ただ、連日で過去最高値を更新した後とあり、過熱感からの利益確定売り圧力も強まった。また、財政赤字の拡大懸念や第12次5カ年計画のインフラ投資目標を達成できないとの見通しが懸念材料。5カ年計画の初期2年間の投資額が2500億米ドルにとどまり、4000億米ドルの目標を大幅に下回ったことが背景にある。
【中国本土】上海総合指数 2041.48 +0.34%
26日の上海総合指数は続伸。終日プラス圏で推移し、終値で今月14日以来、1週間半ぶりの高値で引けた。李克強首相が実体経済の支援に向け、政策の微調整に言及したことで景気対策への期待感が浮上した。ただ、不動産市場を巡っては、天津市などでの住宅購入制限の緩和が伝わる一方、大手の万科企業が広州市で大幅値下げを実施したとも伝わり、警戒感がくすぶる格好に。一部では景気減速への懸念も根強く、指数は上値の重い値動きが続いた。
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昨日26日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前営業日比306.50ポイント高(+0.58%)の52932.91で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは51、値下がり17、変わらず3と買いが優勢。全セクターが上昇し、中でも資本財や通信に買いが集中した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を一段と拡大させた。成長見通しの上方修正が支援材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に週間ベースで実施した最新調査(5月26日実施分)では、2014年の成長見通しが前回の1.62%から1.63%に引き上げられた。同年末の拡大消費者物価指数(IPCA)予想は前回の6.43%から6.47%に上方修正された。
【ロシア】MICEX指数 1449.36 +0.72%
26日のロシア市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比10.38ポイント高(+0.72%)の1449.36で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは39、値下がり11と買いが優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで2月26日以来の高値を更新した。
朝方はマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は高値圏で推移した。ウクライナ情勢の沈静化が好感され、リスク志向の動きが強まった。ウクライナの選挙結果を尊重するとのプーチン大統領の発言を受け、両国がこれから協力関係を模索していくとの見方が優勢になっている。
【インド】SENSEX指数 24716.88 +0.10%
26日のインドSENSEX指数は続伸。インド人民党(BJP)のモディ氏が26日に首相に就任。景気対策などへの期待からインフラ関連に買いが継続した。ただ、連日で過去最高値を更新した後とあり、過熱感からの利益確定売り圧力も強まった。また、財政赤字の拡大懸念や第12次5カ年計画のインフラ投資目標を達成できないとの見通しが懸念材料。5カ年計画の初期2年間の投資額が2500億米ドルにとどまり、4000億米ドルの目標を大幅に下回ったことが背景にある。
【中国本土】上海総合指数 2041.48 +0.34%
26日の上海総合指数は続伸。終日プラス圏で推移し、終値で今月14日以来、1週間半ぶりの高値で引けた。李克強首相が実体経済の支援に向け、政策の微調整に言及したことで景気対策への期待感が浮上した。ただ、不動産市場を巡っては、天津市などでの住宅購入制限の緩和が伝わる一方、大手の万科企業が広州市で大幅値下げを実施したとも伝わり、警戒感がくすぶる格好に。一部では景気減速への懸念も根強く、指数は上値の重い値動きが続いた。
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