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5日の中国本土市場概況:上海総合は5日ぶり反発、政策期待や資金流入への思惑で

注目トピックス 外国株

5日の中国本土市場は上昇。上海総合指数は前日比16.04ポイント高(+0.79%)の2040.88と5営業日ぶりに反発、深セン成分指数は同80.51ポイント高(+1.11%)の7303.64と3営業日ぶりに反発した。

午前の上海総合指数は総じて軟調な値動きとなったものの、後場に入ると買い戻しが先行。じりじりと上げ幅を拡大し、この日の高値圏で取引を終えた。朝方は今月中に再開される新規株式公開(IPO)の影響を見極めたいとの慎重ムードが強かったものの、中国の金融緩和期待が下支えに。また、世界的なベンチマーク指数へのA株組み入れによって大規模な資金流入が期待できると報じられたことで、投資家心理が改善した。

MSCIとFTSEの欧米2大指数サプライヤーは、ベンチマーク指数へのA株組み入れを検討している。香港経済紙の報道を流用する形で、複数の本土メディアが伝えた。うちMSCIは来週11日に採用の可否を公表する見通し。両社のベンチマーク指数に組み入れられた場合、初期段階で90億米ドル、将来的にはさらに巨額の資金がA株市場に流入するとみられている。

セクター別では、中国工商銀行(601398/CH)や中国建設銀行(601939/CH)など、大手銀行が上昇。5月末に4大国有銀行の新規融資が大幅に増えたと報じられた。また、電子商取引最大手のアリババ・グループが、強豪サッカークラブの広州恒大に出資することが明らかとなり、サッカー関連が大幅に上昇。傘下にクラブを持つ江蘇舜天(600287/CH)はストップ高を演じた。



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