(中国)人民銀が一部銀行の預金準備率引き下げ、資金供給効果は限定的との見方も
[14/06/10]
提供元:株式会社フィスコ
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中国人民銀行(中央銀行)は9日夜、一部銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した。16日付で実施する。引き下げの対象は、「三農(農業・農村・農民)」や小企業向けの融資で一定の基準を満たした銀行に限られており、実体経済を支援する狙いがある。
人民銀は4月下旬にも一部の農村銀行の預金準備率を下げており、今回は対象を広げる形となった。今回の引き下げでは、都市商業銀行の3分の2、非県域農村銀行の80-90%が対象となる。
ただ、資金供給効果としては500億-1000億元(約8200億-1兆6400億円)にとどまり、実際の効果は限定的との見方もある。また、人民銀は「的を絞った」政策の微調整を進めており、全銀行を対象とした準備率の引き下げには慎重になっているようだ。
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人民銀は4月下旬にも一部の農村銀行の預金準備率を下げており、今回は対象を広げる形となった。今回の引き下げでは、都市商業銀行の3分の2、非県域農村銀行の80-90%が対象となる。
ただ、資金供給効果としては500億-1000億元(約8200億-1兆6400億円)にとどまり、実際の効果は限定的との見方もある。また、人民銀は「的を絞った」政策の微調整を進めており、全銀行を対象とした準備率の引き下げには慎重になっているようだ。
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