(中国)5月の新規融資・M2ともに堅調な数字、人民銀は緩和スタンス継続へ
[14/06/13]
提供元:株式会社フィスコ
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中国人民銀行(中央銀行)が12日発表した5月の金融統計によると、国内銀行の人民元建て新規融資は8708億元(約14兆円)となり、市場予想の7500億元、前月実績の7747億元をともに上回った。また、マネーサプライM2は前年同月比13.4%増で着地。こちらも伸び率は市場予想の13.1%、前月実績の13.2%をやや上回った。
人民銀は4月末に一部銀行を対象に預金準備率の引き下げを実施。また、国有銀行を通じてベースマネーの供給を行っており、こうした政策が堅調な金融統計につながったと指摘されている。市場では、人民銀が今後も「的を絞った」金融緩和を継続するとの見方が広がっている。
JPモルガン・チェースでは、下期に預金準備率が2回引き下げられると予想している。このほか、民生証券では、人民銀が公開市場操作(オペ)や銀行への「窓口指導」などを通じ、流動性の安定に努めると分析している。
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人民銀は4月末に一部銀行を対象に預金準備率の引き下げを実施。また、国有銀行を通じてベースマネーの供給を行っており、こうした政策が堅調な金融統計につながったと指摘されている。市場では、人民銀が今後も「的を絞った」金融緩和を継続するとの見方が広がっている。
JPモルガン・チェースでは、下期に預金準備率が2回引き下げられると予想している。このほか、民生証券では、人民銀が公開市場操作(オペ)や銀行への「窓口指導」などを通じ、流動性の安定に努めると分析している。
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