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5日の香港市場概況:続伸、資金流入観測や業績期待で後場買い戻しが優勢に

注目トピックス 外国株

5日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続伸となり、前日比48.18ポイント高(+0.20%)の24648.26で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同79.12ポイント安(-0.71%)の11009.84、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同1.36ポイント安(-0.03%)の4711.45だった。

ハンセン指数はもみ合いを続けた後、大引けにかけて買い戻しが優勢となった。朝方発表された中国の7月HSBCサービス業購買担当者景気指数(PMI)が統計開始以来の低水準にとどまったことが投資家心理を冷やす要因に。指数が高値圏にあることから、短期的な利益確定売り圧力も強まった。ただ、資金流入観測や企業業績への期待感も強く、HSBC(00005/HK)やテンセント(00700/HK)など大型株が買われて指数を押し上げた。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産セクターが安い。華潤置地(01109/HK)が3.02%安、中国海外発展(00688/HK)が2.35%安で引けた。内モンゴル当局が不動産向け融資を巡り、不良債権の規模および処理計画を提出するよう市中銀行に要求したと地元メディアが報じた。不動産向け融資の信用リスクが警戒されている。

半面、HSBCが1.83%上昇。前日大引け後に発表した2014年6月中間決算は市場予想を下回ったものの、収益見通しの改善が買い手掛かりとなった。今後予想される欧米の利上げによって、利ざやが改善すると見込まれている。このほか、テンセントが3.33%上昇。来週発表する決算の好調を見込んだ買いが入った。

ハンセン銘柄以外では、緑城中国(03900/HK)が12.22%安と急落。2014年6月中間決算で大幅減益となる見通しを示したことが嫌気された。このほか、比亜迪(01211/HK)と広州汽車集団(02238/HK)が軟調。新エネルギー車分野での協業が伝わったものの、市場の反応は限定的だった。



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