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概況からBRICsを知ろう〜インド市場は3営業日ぶりに反落、サービス業の増加ペースの鈍化が引き続き圧迫材料

注目トピックス 外国株

【ブラジル】ボベスパ指数 56487.18 +0.51%
6日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比285.08ポイント高(+0.51%)の56487.18で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは39、値下がり26、変わらず5と買いが優勢。通信と金融を除くすべてのセクターが上昇し、中でも石油・ガスや素材に買いが集中した。

前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後はプラス圏でもみ合った。ルセフ政権の支持率が一段と低下するとの観測が好感され、ペトロブラス(PETR3)、ブラジル中央電力(ELET3)など国営銘柄に買いが集中。ブラジル世論調査・統計機関Ibopeがまとめた10月の大統領選挙に向けた最新調査結果は翌7日に発表される見通しだ。

【ロシア】MICEX指数 1334.66 -1.71%
6日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比23.23ポイント安(-1.71%)の1334.66で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは7、値下がり43と売りが優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで5月6日以来の安値を再び更新した。

前半はプラス圏を回復する場面もあったが、中盤から下げ幅を急速に拡大させた。地政学リスクの高まりを受けてロシア売りが再び加速。北大西洋条約機構(NATO)は6日、ウクライナ東部の国境に約2万人のロシア軍が集結したことを明らかにした。

【インド】SENSEX指数 25665.27 -0.94%
6日のインドSENSEX指数は3営業日ぶり反落。ウクライナ混乱の長期化観測が国内のインフレ加速懸念を強めた。国内要因では、国内総生産(GDP)に大きく寄与しているサービス業の増加ペースの鈍化が引き続き圧迫材料。今週5日に発表された7月のHSBCインドサービス業購買担当者指数(PMI)は52.2となり、前月の54.4を下回った。また、政府がインフレの加速抑制を引き続き最重要課題に位置付ける方針を示したことで利下げ期待が後退した。

【中国本土】上海総合指数 2217.47 -0.11%
6日の上海総合指数は続落。ポーランド外相がロシアによるウクライナ侵攻の可能性に言及するなど、地政学リスクが警戒材料。足元で上昇していた金融、石炭など大型株を中心に利益確定売りの流れが続いた。また、国際原油相場の下落を受け、石油株が下落したことも指数の足かせとなった。ただ、中国経済の回復や資金流入への期待感が根強い中で下値は限定的。売り一巡後にはじりじりと下げ幅を縮め、後場には小高くなる場面も見られた。



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