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13日の中国本土市場概況:小反発、融資鈍化で一時値を崩すも後場切り返す

注目トピックス 外国株

13日の中国本土市場は小反発。上海総合指数は前日比1.28ポイント高(+0.06%)の2222.88、深セン成分指数は同13.60ポイント高(+0.17%)の7980.49で取引を終えた。

上海総合指数は前場中盤に値を崩す展開に。中国人民銀行(中央銀行)が発表した7月の金融統計で、人民元建て新規融資が市場予想を大きく下回ったことが嫌気された。ただ、後場には下げ幅を縮小し、大引け間際にプラス圏を回復。人民銀は銀行貸し出しが安定成長を維持すると強調、市場でも一時的な伸び鈍化との見方が広がった。後場に発表された鉱工業生産などが市場予想をやや下回ったことも、政府による景気下支え策の継続を意識させた。

人民銀がこの日発表した金融統計では、7月の国内金融機関の人民元建て新規融資が3852億元(約6兆3900億元)となり、市場予想の7800億元を大幅に下回った。前月実績の1兆800億元に比べても大きく減少。ただ、人民銀は8月上旬に入り、貸し出しの伸びが1日当たり300億-500億元(約4980億-8300億円)の水準を確保していると説明した。

セクター別では、新規融資の鈍化を受け、銀行や不動産が総じて軟調だった。また、足元で上昇の目立っていたソフトウエア関連やバイオ関連にも利益確定売りが広がった。半面、石炭セクターの上昇が目立った。業界大手の中国中煤能源(601898/CH)が減産を発表したことで、需給バランス改善への期待感が広がった。



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