5日の香港市場概況:小幅安、一部で高値警戒感も
[14/09/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
5日の香港市場は小幅に下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比57.77ポイント安(-0.23%)の25240.15ポイントと続落し、本土企業株で構成されるH株指数が18.04ポイント安(-0.16%)の11368.34ポイントと4日ぶりに小反落した。売買代金は839億6200万香港ドル(4日は862億250万万香港ドル)。
中盤から売られる流れとなった。ハンセン指数は朝方、一昨日に付けた約6年ぶりの高値を突破するなど短期的な過熱感が強まった。また、H株指数は前日まで、連日で年初来高値を更新している。週末を控え、いったん利益を確定する動きがみられた。また、海外で米雇用統計が発表されることも手控え材料となっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産の恒隆地産(101/HK)が2.3%安、中国政府系インベストメント会社の中信泰富(267/HK)が2.1%安、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(1880/HK)が1.9%安と下げが目立った。
一方、本土と香港で重複上場するA/H格差の大きい銘柄は物色される。紡織機械メーカーの経緯紡織機械(350/HK)が2.2%高、変圧器メーカー大手の東北電気発展(42/HK)が1.6%高、天津市でインフラ事業を展開する天津創業環保(1065/HK)が1.5%高で引けた。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)の開始を10月に控え、解禁後は本土からの買いが入ると期待されている。
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