10日の中国本土市場概況:下落、短期的な過熱感から利食い売り優勢に
[14/10/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
10日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前日比14.83ポイント安(-0.62%)の2374.54ポイントと9日ぶりに反落した。上海A株指数は15.49ポイント安(-0.62%)の2485.99ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.56ポイント安(-0.96%)の263.99ポイント、深センB株指数が4.52ポイント安(-0.46%)の973.84ポイントで引けた。
利食い売りに押される流れ。上海総合指数は前日まで連日で年初来高値を更新し、約1年8カ月ぶりの高値圏で推移していたため、短期的な過熱感が強まった。銀行株や保険株などが下げを主導。中国民生銀行(600016/SH)が1.4%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.2%安で引けた。このほか、発電や水道の公益株、IT・ハイテク株、消費関連株、自動車株なども安い。石油や非鉄など資源株も売られた。
その一方、政策期待が根強いなか下値を叩く動きはみられない。中国当局が「10月15日から輸入石炭に関税を課す」と決めたことを材料に石炭株が物色されたほか、中国人民銀行(中央銀行)が不動産開発向けの融資規制を緩和したもようと伝わる中、不動産株もしっかり。
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