米国株式相場 上昇、IBMの決算嫌気も上昇に転じる
[14/10/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は19.26ドル高の16399.67、ナスダックは57.64ポイント高の4316.07で取引を終了した。ハイテク大手の冴えない決算が嫌気され売りが先行。しかしながら、先週まで下落基調を強めていたことで値ごろ感から買い戻す動きが広がった。新たにエボラ出血熱の感染が見つかっておらず、小康状態となっていることも支援材料となった。セクター別では全面高となっており、特に小売や耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。
ITサービスのIBM(IBM)は、不採算の半導体事業を15億ドルを支払うことで、グローバルファウンダリーズ社に譲渡(売却)することで合意。47億ドルの税引前損失を計上することが響いて予想を大幅に下回る決算となり急落となった。鉄道のCSX(CSX)はカナディアン・パシフィック・レイルウェイ(CP)との合併の可能性を模索する事前交渉を中止し下落。一方で携帯端末メーカーのアップル(AAPL)は、米国内での決済サービスを開始し、引け後の決算への期待感から上昇。レンタカーのハーツ(HTZ)は投資ファンドが持分を大きく増やしたことが明らかとなり買われた。
マーケット終了後にアップルが発表した決算は、売上高及び利益とも予想を上回り、時間外取引で上昇して推移している。
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