米国株式相場 上昇、7−9月期GDP速報値や企業決算を好感
[14/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は221.11ドル高の17195.42、ナスダックは16.91ポイント高の4566.14で取引を終了した。朝方は揉み合う展開となったものの、7-9月期GDP速報値が予想を上回る年率3.5%成長となったことが好感され緩やかに上昇。主要企業の7−9月期決算も好感されており、終日堅調推移となった。セクター別では、公益事業や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で半導体・半導体製造装置やエネルギーが下落した。
決済サービスのビザ(V)とマスターカード(MA)が相次いで予想を上回る決算を発表して上昇。音響機器メーカーのハーマン・インターナショナル(HAR)も好決算を発表して堅調推移となった。小売最大手のウォルマート(WMT)は、年末商戦に向けてネット小売他社の値引き価格にマッチングすることを検討していることが報じられたが小幅上昇。一方でケーブルテレビのタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)の決算が予想を下回り軟調推移となった。
マーケット終了後に銀行大手のシティグループ(C)は、法務関連費用増を理由に既に発表済みの7-9月期純利益を6億ドル減額することを発表し、時間外取引で下落して推移している。
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