27日の中国本土市場概況:金融緩和期待で6日続伸、上海総合は3年3カ月ぶり高値
[14/11/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
27日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比26.14ポイント高(+1.00%)の2630.49ポイントと6日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年3カ月ぶりの高水準を切り上げている。上海A株指数は27.46ポイント高(+1.01%)の2754.54ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.70ポイント高(+0.25%)の278.46ポイント、深センB株指数が2.51ポイント安(+0.25%)の986.60ポイントで引けた。
中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが追い風。人民銀が本日、定例の公開市場操作(原則として火曜と木曜)を見送ったため、今週は差し引きで350億人民元(約6695億円)の資金供給超となったことなどが支援材料となった。また、市場の一部では「人民銀は利下げに続き、預金準備率の引き下げに踏み切る」との観測も流れている。
金融株が相場をけん引。中国光大証券(601788/SH)と新華人寿保険(601336/SH)が揃ってストップ高を演じ、交通銀行(601328/SH)が4.3%高で引けた。このほか不動産株、医薬関連株、IT関連株の一角も物色された。
【亜州IR】
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