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9日の中国本土市場概況:大幅安、過熱感から利食い売り圧力が強まる

注目トピックス 外国株

9日の中国本土市場は大幅下落。主要指標の上海総合指数は、前日比163.99ポイント安(-5.43%)の2856.27ポイントと6日ぶりに急反落した。上海A株指数は172.19ポイント安(-5.44%)の2992.12ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が6.40ポイント安(-2.27%)の275.06ポイント、深センB株指数が22.01ポイント安(-2.17%)の993.68ポイントで引けた。

高値圏で乱高下する展開。上海総合指数は朝安後に上昇し、前日比で2%高程度で推移していたが、午後の途中に一時3%超と一気に下げた。その後、戻りを試したが再び売りが強まり、結局5%超の下落を記録している。中国の政策期待は根強いものの、高値警戒感が重しになっている。上海総合指数は昨日に5日続伸し、約3年7カ月ぶりに節目の3000ポイントを回復するなど、利食い売り圧力が強まった。相場の上昇がハイペースのため、一部のアナリストが過熱感を指摘しはじめている。

幅広い銘柄が売られ、上海総合の構成銘柄9割近くが下落した。時価総額上位の銀行株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が9.3%安、中国農業銀行(601288/SH)が9.2%安で引けた。昨夜の原油相場が大幅続落したことを嫌気し、石油関連株も軒並み下げている。このほか、不動産株や保険株、IT・ハイテク関連株、医薬関連株なども売られた。



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