15日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、経済対策への期待が残る
[14/12/15]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
15日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前営業日比15.25ポイント高(+0.52%)の2953.42ポイントと続伸した。上海A株指数は15.93ポイント高(+0.52%)の3093.68ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が2.45ポイント高(+0.85%)の289.49ポイント、深センB株指数が0.13ポイント安(-0.01%)の1021.97ポイントで引けた。
朝安の後に上昇する流れ。IPO公募に伴う資金需給の悪化などを警戒して売りが先行したものの、下値は固く、中盤からプラスに転じた。直近の経済指標が総じて弱い結果となるなか、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの期待が根強い。
金融株や資源株など時価総額上位の銘柄に動意がみられないなか、中小型株が物色された。なかでも、インフラ関連株の上げが目立つ。建設請負や不動産開発の中国建築(601668/SH)がストップ高、鉄道建設の中国中鉄(601390/SH)が7.6高、建機大手の三一重工(600031/SH)が3.7%高で引けた。このほか、IT・ハイテク関連株や医薬関連株なども高い。ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数も2.1%上昇し、史上最高値を更新した。
<KO>