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5日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、利食い売りに押される展開

注目トピックス 外国株

5日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比136.50ポイント安(-0.57%)の23721.32ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が38.64ポイント安(-0.32%)の12206.71ポイントと揃って4日ぶりに反落した。売買代金は1117億3200万香港ドルに増えている(2日は727億2200万香港ドル)。

新規材料に乏しいなかで、次第に値を崩す展開。指数は安寄り後、本土株高を支えに上昇する場面がみられたものの、買いの勢いは続かず、引けにかけて再びマイナスに転じた。ハンセン指数は先週末に1%超上昇し、約3週間ぶりの高値を付けていたため、利食い売り圧力が強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港の航空大手、国泰航空(293/HK)が3.3%安、マカオを基盤とするカジノ運営会社の銀河娯楽集団(27/HK)が2.8%安、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が2.5%安と下げが目立っている。国泰航空に関しては、足元の原油相場に下げ止まりがみられないなか、燃油ヘッジに絡んだ損失が拡大するとの不安が膨らんだ。すでに同社経営陣は、機関投資家とのミーティングで(ヘッジに伴う)損失計上の可能性に言及している。

半面、本土系不動産株が買われた。華潤置地(1109/HK)が4.8%高、万科企業(2202/HK)が3.3%高、中国海外発展(688/HK)が1.0%高で引けた。中国本土の不動産セクターについて、シティ・グループや建銀国際などの大手ブローカーが先行きを楽観するリポートを発表したことなどが好感されている。また、北京市政府が1日付で不動産引き締め策の緩和に踏み切ったことも追い風。



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