7日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、政策期待が支援材料に
[15/01/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
7日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比22.51ポイント高(+0.67%)の3373.95ポイントと4日続伸した。約5年5カ月ぶりの高値を切り上げる。上海A株指数は23.62ポイント高(+0.67%)の3535.68ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.29ポイント高(+0.44%)の294.91ポイント、深センB株指数が0.91ポイント安(-0.09%)の1061.07ポイントで引けた。
政策期待が支え。アジア地域のインフラ整備や経済交流を進める「一帯一路(シルクロード経済帯と海上シルクロードの道)」構想の実現に向け、中国政府は現在、具体的な計画案の策定を進めていると報じられた。指数はこのところ急ピッチに上昇していたため利食い売りに押される場面がみられたものの、結局、小高く引けている。
業種別では、エネルギー関連の銘柄が高い。原油安を嫌気して朝方は売られたが、徐々の買い戻しが入った。中国石油天然気(601857/SH)が6.0%、中国石油化工(600028/SH)が2.6%ずつ上昇。政策期待のある銘柄群も物色された。鉄道車両メーカーの中国北車(601299/SH)と発電設備の上海電気集団(601727/SH)がそろってストップ高となった。このほか、不動産株や建材株、証券株、非鉄株などもしっかり。
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