26日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、金融株が相場をけん引
[15/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
26日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比69.52ポイント高(+2.15%)の3298.36ポイントと反発した。上海A株指数は73.01ポイント高(+2.16%)の3456.20ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が2.14ポイント高(+0.73%)の294.58ポイント、深センB株指数が7.98ポイント高(+0.73%)の1107.28ポイントで引けた。
朝安の後に上昇する流れ。前日の軟調地合いを継いで小安くスタートしたものの、下値は固く、中盤から買いが強まった。全国両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕を来週に控え、政策期待の高まりが相場を支えている。また、金融緩和の思惑も強まった。人民銀(中央銀行)の機関紙「金融時報」が26日、専門家の寄稿記事として、「デフレの可能性に対応するため、預金準備率や政策金利を適度に調整すべき」と掲載したことが投資家のセンチメントを上向かせている。
金融株が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.2%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.3%高、中信証券(600030/SH)が4.1%高で引けた。ゼネコン関連株も軒並み買われた。交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)や、インフラ建設の中鉄二局(600528/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇。アジア地域のインフラ整備や経済交流を進める「一帯一路」構想の期待が改めて材料視されている。このほか、発電や水道の公益株、不動産株、自動車株、運輸株なども買い進まれた。
【亜州IR】
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