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26日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、金融当局による追加緩和期待も

注目トピックス 外国株

26日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比123.78ポイント高(+0.50%)の24902.06ポイントと2営業日、本土企業株で構成されるH株指数が162.95ポイント高(+1.35%)の12227.75ポイントと3営業日ずつ続伸した。売買代金は827億2400万香港ドルに拡大している(25日は713億7900万香港ドル)。

朝安の後に買われる流れ。中国景気の先行き不安がくすぶるなか指数はマイナスでスタートしたものの、本土株が安寄り後にプラスに転じるなか、香港でも次第に買いが優勢となった。全国両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕を来週に控え、政策期待の高まりが相場を支えている。

また、当局が追加の金融緩和を打ち出すとの見方も強まった。人民銀(中央銀行)の機関紙「金融時報」が26日、専門家の寄稿記事として、「デフレの可能性に対応するため、預金準備率や政策金利を適度に調整すべき」と掲載したことが投資家のセンチメントを上向かせている。

ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー株の上げが目立つ。石炭の中国神華能源(1088/HK)が2.8%高、石油の中国海洋石油(883/HK)が2.4%高、同じく石油の中国石油天然気(857/HK)が2.0%高で引けた。本土系の金融株や不動産株もしっかり。

インフラ関連株も物色される。交通インフラ整備の中国交通建設(1800/HK)が4.7%高、鉄道建設の中国鉄建(1186/HK)が4.0%高、同業の中国中鉄(390/HK)が2.8%高、建機の中聯重科(1157/HK)が5.4%高と値を上げた。アジア地域のインフラ整備や経済交流を進める「一帯一路」構想の進展が期待されている。

【亜州IR】



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