概況からBRICsを知ろう〜ブラジル株式市場は反発、中国の追加緩和観測から
[15/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51243.45 +2.29%
30日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1148.79ポイント高(+2.29%)の51243.45で取引を終えた。50099.79から51264.67まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは55、値下がりは11、変わらず2であった。
中国人民銀行の周総裁が29日(日)に、中国の経済成長が若干減速し過ぎているとした上で、政策当局者に対応の余地があると述べたことで、追加緩和観測が浮上し、ブラジル株の買いにつながったとの見方。なお、30日にブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.00%に下方修正されたが(前週は-0.83%)、悪材料視されなかったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1612.84 +2.63%
30日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比41.29ポイント高(+2.63%)の1612.84で取引を終了した。1571.67から1615.55まで上昇した。
目先的にロシア関連の材料難のなか、MICEX指数が先週、週初の1638台から週末に1569台まで下げ、安値圏で引けたことで、売られ過ぎとの見方から買い戻す動きが出たもよう。また、アジア、欧州、米国での株高の流れを受けて、新興国株への資金流入思惑もロシア株の買いにつながったとみられる。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27975.86(+1.88%)
30日のインドSENSEX指数は上昇。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比517.22ポイント高(+1.88%)の27975.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同150.90ポイント高(+1.81%)の8492.30で取引を終えた。
買いが先行した後も上げ幅をじりじりと拡大させた。SENSEX指数は26日まで7営業日続落し、今年1月以来の安値水準で推移しており、値ごろ感から買い戻しが広がった。また、米利上げベースが緩やかなものになるとの観測も、インドなど新興国からの資金流出懸念をやや緩和させた。
【中国本土】上海総合指数 3786.57(+2.59%)
30日の30日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比95.47ポイント(2.59%)高の3786.57ポイントと3日続伸した。約7年ぶりの高値水準に達する。
投資家のセンチメントが上向く中、徐々に上げ幅を広げる展開。人民銀行(中央銀行)の周小川・総裁が29日、同日閉幕した博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの席上で、「中国は金融政策に調整の余地がまだある。デフレリスクを見極めながら、一段の利下げを含む政策調整も視野に入れる」と述べたことが好感された。また、同フォーラムで「一帯一路」(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)構想の行動計画も示されたことで、各種インフラ投資プロジェクトの思惑も高まっている。
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30日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1148.79ポイント高(+2.29%)の51243.45で取引を終えた。50099.79から51264.67まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは55、値下がりは11、変わらず2であった。
中国人民銀行の周総裁が29日(日)に、中国の経済成長が若干減速し過ぎているとした上で、政策当局者に対応の余地があると述べたことで、追加緩和観測が浮上し、ブラジル株の買いにつながったとの見方。なお、30日にブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.00%に下方修正されたが(前週は-0.83%)、悪材料視されなかったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1612.84 +2.63%
30日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比41.29ポイント高(+2.63%)の1612.84で取引を終了した。1571.67から1615.55まで上昇した。
目先的にロシア関連の材料難のなか、MICEX指数が先週、週初の1638台から週末に1569台まで下げ、安値圏で引けたことで、売られ過ぎとの見方から買い戻す動きが出たもよう。また、アジア、欧州、米国での株高の流れを受けて、新興国株への資金流入思惑もロシア株の買いにつながったとみられる。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27975.86(+1.88%)
30日のインドSENSEX指数は上昇。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比517.22ポイント高(+1.88%)の27975.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同150.90ポイント高(+1.81%)の8492.30で取引を終えた。
買いが先行した後も上げ幅をじりじりと拡大させた。SENSEX指数は26日まで7営業日続落し、今年1月以来の安値水準で推移しており、値ごろ感から買い戻しが広がった。また、米利上げベースが緩やかなものになるとの観測も、インドなど新興国からの資金流出懸念をやや緩和させた。
【中国本土】上海総合指数 3786.57(+2.59%)
30日の30日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比95.47ポイント(2.59%)高の3786.57ポイントと3日続伸した。約7年ぶりの高値水準に達する。
投資家のセンチメントが上向く中、徐々に上げ幅を広げる展開。人民銀行(中央銀行)の周小川・総裁が29日、同日閉幕した博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの席上で、「中国は金融政策に調整の余地がまだある。デフレリスクを見極めながら、一段の利下げを含む政策調整も視野に入れる」と述べたことが好感された。また、同フォーラムで「一帯一路」(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)構想の行動計画も示されたことで、各種インフラ投資プロジェクトの思惑も高まっている。
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