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11日の中国本土市場概況:追加利下げで大幅続伸、上海総合は3.0%高

注目トピックス 外国株
週明け11日の本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比127.67ポイント(3.04%)高の4333.58ポイントと続伸した。上海A株指数は133.58ポイント(3.03%)高の4539.89ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が16.39ポイント(4.12%)高の413.93ポイント、深センB株指数が28.43ポイント(1.95%)高の1487.02ポイントで引けた。

追加の金融緩和を好感。中国人民銀行が10日、昨年11月以降で3回目の利下げを発表したことが材料視された。ブローカー各社の間からは、「預金準備率の引き下げなど、更に緩和する可能性がある」との見方も広がっている。新規株式公開(IPO)増加に伴う需給悪化懸念などで売られる場面がみられたものの、中盤から再び買いの勢いが増した。指数は4月後半に節目の4500ポイントを突破して以降、急速に調整していたため(先週のザラ場安値は4099ポイント)、値ごろ感による買い戻しの動きが鮮明化している。

上海総合の構成銘柄はほぼ全面高。なかでも、「一帯一路」構想(現代版シルクロードの構築を目指す)の関連銘柄が物色される。鉄道建設の中国鉄建(601186/SH)が5.8%高、発電設備の上海電気集団(601727/SH)がストップ高で引けた。不動産株や保険株、医薬関連株なども急伸する。ITハイテク関連の銘柄も高い。「ブロードバンド中国」計画の2015年行動意見が正式に提出されたことが刺激材料となった。業界の発展が加速するとの思惑で、値幅制限いっぱいまで上昇する銘柄が続出している。

また、ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は2.1%高と続伸し、指数算出以来の最高値を連日で更新。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)について、中国国務院がすでに認可した模様??と報じられたことが引き続き手掛かりになった。

【亜州IR】



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