概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続落、通貨安・資金流出の連想からか
[15/05/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 56656.57 +0.50%
14日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比284.53ポイント高(+0.50%)の56656.57で取引を終えた。56920.94まで上昇した後、いったん56104.78まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは35、値下がりは27、変わらず4であった。
欧米株高や、レビ財務相の「2016年は成長の年になる」との発言が、ブラジル株の下支えとなった可能性がある。一方、この日発表のブラジルの3月小売売上高が下振れとなったことや、NY原油先物相場の続落。また、銀行大手のブラジル銀行(BBAS3)が、第1四半期に貸し倒れ引当金を大幅に積み増ししたと発表したことが、ブラジル株の下押し圧力になったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1677.57 -0.28%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比4.69ポイント安(-0.28%)の1677.57で取引を終了した。1672.22から1694.70で推移した。
この日からロシア中銀が、外貨準備の補充と輸出企業のサポートを目的に、市場で外貨買い・ルーブル売りを開始したと発表。通貨安・資金流出の連想からか、ロシア株の売りにつながったもよう。なお、「欧州委員会が、ロシアと中国から輸入されている冷延鋼板に対し、反ダンピング(不当廉売)調査を開始した」との報道がみられ、売り材料になった可能性がある。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27206.06(-0.17%)
14日のインド株式市場は反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比45.04ポイント安(-0.17%)の27206.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.14%(11.25ポイント)安の8224.20で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、その後もマイナス圏でもみ合った。インド株の投資判断が2段階引き下げられたことが引き続き嫌気された。HSBCは最新リポートで、インド株の投資判断を「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に2段階引き下げた。企業増益率の伸び鈍化や利下げ余地が限られていることや、異常気象の発生などが挙げられた。
【中国本土】上海総合指数 4378.31(+0.06%)
14日の本土マーケットは小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比2.55ポイント高(0.06%)の4378.31ポイントと小反発した。
前日の終値を挟み、一進一退の展開。指数は今週に入ってからの上昇幅が大きかったため、利食い売り圧力が依然として残っているものの、根強い政策期待が相場を下支えした。4月の経済指標が軒並み低調な結果となるなか、さらなるテコ入れ策が打ち出されるとの思惑が高まっている。
<FA>
14日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比284.53ポイント高(+0.50%)の56656.57で取引を終えた。56920.94まで上昇した後、いったん56104.78まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは35、値下がりは27、変わらず4であった。
欧米株高や、レビ財務相の「2016年は成長の年になる」との発言が、ブラジル株の下支えとなった可能性がある。一方、この日発表のブラジルの3月小売売上高が下振れとなったことや、NY原油先物相場の続落。また、銀行大手のブラジル銀行(BBAS3)が、第1四半期に貸し倒れ引当金を大幅に積み増ししたと発表したことが、ブラジル株の下押し圧力になったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1677.57 -0.28%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比4.69ポイント安(-0.28%)の1677.57で取引を終了した。1672.22から1694.70で推移した。
この日からロシア中銀が、外貨準備の補充と輸出企業のサポートを目的に、市場で外貨買い・ルーブル売りを開始したと発表。通貨安・資金流出の連想からか、ロシア株の売りにつながったもよう。なお、「欧州委員会が、ロシアと中国から輸入されている冷延鋼板に対し、反ダンピング(不当廉売)調査を開始した」との報道がみられ、売り材料になった可能性がある。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27206.06(-0.17%)
14日のインド株式市場は反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比45.04ポイント安(-0.17%)の27206.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.14%(11.25ポイント)安の8224.20で取引を終えた。
買いが先行した後は売りに押され、その後もマイナス圏でもみ合った。インド株の投資判断が2段階引き下げられたことが引き続き嫌気された。HSBCは最新リポートで、インド株の投資判断を「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に2段階引き下げた。企業増益率の伸び鈍化や利下げ余地が限られていることや、異常気象の発生などが挙げられた。
【中国本土】上海総合指数 4378.31(+0.06%)
14日の本土マーケットは小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比2.55ポイント高(0.06%)の4378.31ポイントと小反発した。
前日の終値を挟み、一進一退の展開。指数は今週に入ってからの上昇幅が大きかったため、利食い売り圧力が依然として残っているものの、根強い政策期待が相場を下支えした。4月の経済指標が軒並み低調な結果となるなか、さらなるテコ入れ策が打ち出されるとの思惑が高まっている。
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