概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は反発、幅広い銘柄に買い戻しが優勢
[15/07/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 50915.79 -1.08%
22日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比558.49ポイント安(-1.08%)の50915.79で取引を終えた。51473.92から50592.47まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは17、値下がりは47、変わらず2であった。
一部ブラジル紙の、「ルセフ大統領が、経済チームとの前夜の会合で、2015年の財政再建目標を引き下げることを決めた」との報道を受けて、ブラジルの信用力が後退することによる格下げへの懸念が浮上し、大幅株安につながった。また、NY原油先物が、米在庫増による売りで、49ドル近くまで下落したことも、売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1635.63 -0.003%
22日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比0.06ポイント安(-0.003%)の1635.63で取引を終了し、ほぼ横ばいであった。1620.50まで下落した後、上昇に転じ、高値引けとなった。
米国の原油在庫が予想外に増加し、原油先物が下落したことで、ロシア株への下押し圧力が強まった。一方、米国の住宅指標の改善を受けて、連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測によるドル高傾向が強まり、ルーブル安となったことで、ロシア輸出関連株が上昇し、指数の下支えとなった。
【インド】SENSEX指数 28504.93 +1.15%
22日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比322.79ポイント高(+1.15%)の28504.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.22%(104.05ポイント)高の8633.50で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが優勢。また、モンスーン国会の開幕に伴い、予算に対する期待が高まっていることも支援材料となった。ほかに、米など農産品の輸出規制が大幅に緩和されたことや、農業に向けた融資を拡大するとの政府方針を受け、関連銘柄は物色された。
【中国本土】上海総合指数 4026.05 +0.21%
22日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.37ポイント高(+0.21%)の4026.05ポイントと小幅ながら5日続伸した。約3週ぶりの高値水準を回復している。
前日の終値を挟み、一進一退の値動きだったが、引けにかけて買いの勢いが強まった。上海総合指数が昨日、約3週ぶりに節目の4000ポイントを回復したことで目先の達成感が意識されて売られる場面はみられたものの、官民を挙げての株価対策が引き続き相場を支えている。年金基金の資金流入期待も追い風。国務院(内閣に相当)はこのほど、山東省が管轄する地方の職員養老保険について、剰余金1000億人民元(約2兆円)の運用を全国社会保障基金理事会(社保基金)に委託することを認めた。
<NH>
22日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比558.49ポイント安(-1.08%)の50915.79で取引を終えた。51473.92から50592.47まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは17、値下がりは47、変わらず2であった。
一部ブラジル紙の、「ルセフ大統領が、経済チームとの前夜の会合で、2015年の財政再建目標を引き下げることを決めた」との報道を受けて、ブラジルの信用力が後退することによる格下げへの懸念が浮上し、大幅株安につながった。また、NY原油先物が、米在庫増による売りで、49ドル近くまで下落したことも、売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1635.63 -0.003%
22日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比0.06ポイント安(-0.003%)の1635.63で取引を終了し、ほぼ横ばいであった。1620.50まで下落した後、上昇に転じ、高値引けとなった。
米国の原油在庫が予想外に増加し、原油先物が下落したことで、ロシア株への下押し圧力が強まった。一方、米国の住宅指標の改善を受けて、連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測によるドル高傾向が強まり、ルーブル安となったことで、ロシア輸出関連株が上昇し、指数の下支えとなった。
【インド】SENSEX指数 28504.93 +1.15%
22日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比322.79ポイント高(+1.15%)の28504.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.22%(104.05ポイント)高の8633.50で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが優勢。また、モンスーン国会の開幕に伴い、予算に対する期待が高まっていることも支援材料となった。ほかに、米など農産品の輸出規制が大幅に緩和されたことや、農業に向けた融資を拡大するとの政府方針を受け、関連銘柄は物色された。
【中国本土】上海総合指数 4026.05 +0.21%
22日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.37ポイント高(+0.21%)の4026.05ポイントと小幅ながら5日続伸した。約3週ぶりの高値水準を回復している。
前日の終値を挟み、一進一退の値動きだったが、引けにかけて買いの勢いが強まった。上海総合指数が昨日、約3週ぶりに節目の4000ポイントを回復したことで目先の達成感が意識されて売られる場面はみられたものの、官民を挙げての株価対策が引き続き相場を支えている。年金基金の資金流入期待も追い風。国務院(内閣に相当)はこのほど、山東省が管轄する地方の職員養老保険について、剰余金1000億人民元(約2兆円)の運用を全国社会保障基金理事会(社保基金)に委託することを認めた。
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