概況からBRICsを知ろう〜ブラジル株式市場は続落、経済成長率見通し悪化を受け
[15/08/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 47217.43 -0.61%
17日のブラジル株式市場は5日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比290.98ポイント安(-0.61%)の47217.43で取引を終えた。47787.95から47217.43まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは24、値下がりは41、変わらず1であった。
ブラジルでは16日(日)にルセフ大統領の弾劾を求める全国デモが行われ、約88万人が参加したもよう(現地メディア)。ブラジル中銀が17日に発表した週次エコノミスト調査では、2015年の経済成長率見通しが-2.01%(前回-1.97%)まで悪化、また、インフレ見通しは9.32%(前回9.32%)で高止まっており、ボベスパ指数の下押し圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1707.95 -0.26%
17日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比4.52ポイント安(-0.26%)の1707.95で取引を終了した。1714.92から1694.60まで下落した。
この日発表された米国の8月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外に大幅なマイナスとなり、2009年4月の景気後退時以来の低水準に落ち込んだこと。また、ロシアの7月鉱工業生産が、ほぼ予想通りで6カ月連続の下落を記録したことが、売り材料になった。
【インド】SENSEX指数 27878.27 -0.67%
17日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比189.04ポイント安(-0.67%)の27878.27、ナショナル証券取引所の主50社株価指数ニフティは同41.25ポイント安(-0.48%)の8477.30で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅を急速に拡大させ、その後もマイナス圏で推移した。資源大手インド石油ガス公社(ONGC)などウエートの高い銘柄の下落が指数の足かせに。原油価格の下落が嫌気されたほか、弱い四半期決算が売り手掛かりとなった。同社はこのほど、4-6月期の純利益が546億ルピー(約1037億円)になったと発表。これは市場予想の602億9000万ルピーを下回った。
【中国本土】上海総合指数 3993.67 +0.71%
17日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比28.33ポイント高(+0.71%)の3993.67ポイントと3日続伸した。
国有企業改革の関連銘柄群が連日で物色される。政府系企業を親会社に持つ銘柄が重要事項を公表するとして、相次ぎ売買を停止するなか、事業統合・再編などの思惑が強まった。中糧集団公司(コフコ)傘下銘柄は続伸。中糧屯河(600737/SH)が7.6%高、中粮生化(000930/SZ)が4.9%高、中糧地産(000031/SZ)が3.0%高で引けた。広東省広州市を拠点とする政府系企業株も急伸。広州白雲山医薬集団(600332/SH)がストップ高まで上昇した。業界再編の観測が根強い鉄鋼株、薬品株なども軒並み急伸する。発電や水道の公益株、自動車株、空運株、不動産株なども高い。
<NH>
17日のブラジル株式市場は5日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比290.98ポイント安(-0.61%)の47217.43で取引を終えた。47787.95から47217.43まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは24、値下がりは41、変わらず1であった。
ブラジルでは16日(日)にルセフ大統領の弾劾を求める全国デモが行われ、約88万人が参加したもよう(現地メディア)。ブラジル中銀が17日に発表した週次エコノミスト調査では、2015年の経済成長率見通しが-2.01%(前回-1.97%)まで悪化、また、インフレ見通しは9.32%(前回9.32%)で高止まっており、ボベスパ指数の下押し圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1707.95 -0.26%
17日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比4.52ポイント安(-0.26%)の1707.95で取引を終了した。1714.92から1694.60まで下落した。
この日発表された米国の8月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外に大幅なマイナスとなり、2009年4月の景気後退時以来の低水準に落ち込んだこと。また、ロシアの7月鉱工業生産が、ほぼ予想通りで6カ月連続の下落を記録したことが、売り材料になった。
【インド】SENSEX指数 27878.27 -0.67%
17日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比189.04ポイント安(-0.67%)の27878.27、ナショナル証券取引所の主50社株価指数ニフティは同41.25ポイント安(-0.48%)の8477.30で取引を終えた。
買いが先行した後は下げ幅を急速に拡大させ、その後もマイナス圏で推移した。資源大手インド石油ガス公社(ONGC)などウエートの高い銘柄の下落が指数の足かせに。原油価格の下落が嫌気されたほか、弱い四半期決算が売り手掛かりとなった。同社はこのほど、4-6月期の純利益が546億ルピー(約1037億円)になったと発表。これは市場予想の602億9000万ルピーを下回った。
【中国本土】上海総合指数 3993.67 +0.71%
17日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比28.33ポイント高(+0.71%)の3993.67ポイントと3日続伸した。
国有企業改革の関連銘柄群が連日で物色される。政府系企業を親会社に持つ銘柄が重要事項を公表するとして、相次ぎ売買を停止するなか、事業統合・再編などの思惑が強まった。中糧集団公司(コフコ)傘下銘柄は続伸。中糧屯河(600737/SH)が7.6%高、中粮生化(000930/SZ)が4.9%高、中糧地産(000031/SZ)が3.0%高で引けた。広東省広州市を拠点とする政府系企業株も急伸。広州白雲山医薬集団(600332/SH)がストップ高まで上昇した。業界再編の観測が根強い鉄鋼株、薬品株なども軒並み急伸する。発電や水道の公益株、自動車株、空運株、不動産株なども高い。
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