概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続落。上海総合指数の急落を受け
[15/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 45872.91 -2.70%
27日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1272.72ポイント安(-2.70%)の45872.91で取引を終えた。47144.45から45811.69まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは4、値下がりは58、変わらず1であった。
ブラジル上院の与党リーダーであるアマラル議員が警察に逮捕されたことで、ルセフ大統領の政権運営が困難になるとの懸念が浮上。また、27日に発表された中国の10月工業利益が大きく落ち込み、上海総合指数が急落したこと。そして、NY原油先物が大幅反落したことが、ブラジル株の売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1795.70 -1.78%
27日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比32.60ポイント安(-1.78%)の1795.70で取引を終了した。1828.30から1790.94まで下落した。
この日発表された中国の10月工業利益が大きく落ち込み、上海総合指数が急落したこと。また、ロシアが、トルコに謝罪を求め、経済制裁を課す方針を表明したことが(28日に発表予定)、ロシア株の売り圧力になった。経済制裁には、原子力発電所の建設計画やガスパイプライン計画の凍結、航空機の乗り入れ制限などが検討されるとの見方。
【インド】SENSEX指数 26128.20 +0.65%
27日のインドSENSEX指数は続伸。前日比169.57ポイント高(+0.65%)の26128.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.90ポイント)高(+0.75%)の7942.70で取引を終えた。
前半は不安定な展開を示したが、後半に上げ幅を拡大させた。給与の引き上げ観測が小売関連の物色手掛かり。米資産運用コンサルティング・ファームであるタワーズワトソンは最新リポートで、15年度の平均給与引き上げ率が10.8%になるとの見方を示した。また、成長ペースの加速見通しも好感されよう。DBS銀行はこのほど、今年7-9月期のインドの成長率が前期の7.0%から7.3%まで加速すると予測した。
【中国本土】上海総合指数 3436.30 -5.48%
27日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比199.25ポイント安(-5.48%)の3436.30ポイントと続落した。下落率は今年8月25日以来の大きさで、約3週ぶりに心理的節目の3500を割り込んでいる。
マーケットの先行きが不安視される。「投機性の強い高レバレッジ取引を抑制するため、中国証券監督管理委員会(証監会)が証券会社に対する新たな規制に乗り出した」と報じられたことで、証券取引の信用が縮小すると危ぐされた。
<CS>
27日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1272.72ポイント安(-2.70%)の45872.91で取引を終えた。47144.45から45811.69まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは4、値下がりは58、変わらず1であった。
ブラジル上院の与党リーダーであるアマラル議員が警察に逮捕されたことで、ルセフ大統領の政権運営が困難になるとの懸念が浮上。また、27日に発表された中国の10月工業利益が大きく落ち込み、上海総合指数が急落したこと。そして、NY原油先物が大幅反落したことが、ブラジル株の売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1795.70 -1.78%
27日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比32.60ポイント安(-1.78%)の1795.70で取引を終了した。1828.30から1790.94まで下落した。
この日発表された中国の10月工業利益が大きく落ち込み、上海総合指数が急落したこと。また、ロシアが、トルコに謝罪を求め、経済制裁を課す方針を表明したことが(28日に発表予定)、ロシア株の売り圧力になった。経済制裁には、原子力発電所の建設計画やガスパイプライン計画の凍結、航空機の乗り入れ制限などが検討されるとの見方。
【インド】SENSEX指数 26128.20 +0.65%
27日のインドSENSEX指数は続伸。前日比169.57ポイント高(+0.65%)の26128.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.90ポイント)高(+0.75%)の7942.70で取引を終えた。
前半は不安定な展開を示したが、後半に上げ幅を拡大させた。給与の引き上げ観測が小売関連の物色手掛かり。米資産運用コンサルティング・ファームであるタワーズワトソンは最新リポートで、15年度の平均給与引き上げ率が10.8%になるとの見方を示した。また、成長ペースの加速見通しも好感されよう。DBS銀行はこのほど、今年7-9月期のインドの成長率が前期の7.0%から7.3%まで加速すると予測した。
【中国本土】上海総合指数 3436.30 -5.48%
27日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比199.25ポイント安(-5.48%)の3436.30ポイントと続落した。下落率は今年8月25日以来の大きさで、約3週ぶりに心理的節目の3500を割り込んでいる。
マーケットの先行きが不安視される。「投機性の強い高レバレッジ取引を抑制するため、中国証券監督管理委員会(証監会)が証券会社に対する新たな規制に乗り出した」と報じられたことで、証券取引の信用が縮小すると危ぐされた。
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