概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数はやや弱含み、中国本土株の続落が重石になりややさえない動き
[16/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 38630.19 +0.66%
28日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比253.82ポイント高(+0.66%)の38630.19で取引を終えた。37996.09から39099.82まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは35、値下がりは23、変わらず3であった。
この日発表のブラジルの12月失業率が予想以上に低下したことを好感して、小売関連銘柄が上昇。また、NY原油先物が一時34.82ドルまで上昇したことを受けて、石油関連銘柄も上昇し、ボベスパ指数を押し上げた。しかし、一方、米FOMC声明がタカ派的でなかったとの見方によるドル売りで、レアル高になったことで、輸出関連銘柄が下落し、指数の重石になったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1771.93 +1.39%
28日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比24.36ポイント高(+1.39%)の1771.93で取引を終了した。1739.85から1771.93まで上昇し、連日の高値引け。
ブレント原油先物が一時35.84ドルまで上昇したことが、ロシア株を押し上げた。ロシアのノバク・エネルギー相が、「石油輸出国機構(OPEC)と生産調整を協議する用意がある」、「サウジが最大5%減産を提案」などと発言。また、OPECと非OPECの2月会合開催の観測も浮上し、原油価格の底打ち期待やロシア経済の持ち直し期待が広がったもよう。
【インド】SENSEX指数 24469.57 -0.09%
28日のインドSENSEX指数はやや弱含み。前日比22.82ポイント安(-0.09%)の24469.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同13.10ポイント安(-0.18%)の7424.65で取引終了。
中国本土株の続落が重石になっており、ややさえない動きを続けた。米国の金利見通しが明確に定まっていないことも積極的な買いを手控えさせていたようだ。国内の景況感はやや悪化しており、インフラ関連事業がやや停滞していることも投資家のセンチメントに微妙な影響を与えていたようだ。
【中国本土】上海総合指数 2655.66 -0.52%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比79.90ポイント(2.92%)安の2655.66ポイントと3日続落した。約1年2カ月ぶりに、心理的節目の2700ポイントを割り込んでいる。
前日までの軟調地合いを継ぐ。売買代金の縮小傾向などを背景に、マーケットの先行き不安が強まっている。来週初め(2月1日)に1月の中国製造業PMIが公表されることや、来週末から春節(旧正月、7〜13日)の大型連休が始まることも、買い手控え要因だ。中国人民銀行(中央銀行)が大規模なリバースレポを継続し、28日は計3400億人民元(約6兆1200億円)を市場に供給したものの、好感する動きはみられない。
<CS>
28日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比253.82ポイント高(+0.66%)の38630.19で取引を終えた。37996.09から39099.82まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは35、値下がりは23、変わらず3であった。
この日発表のブラジルの12月失業率が予想以上に低下したことを好感して、小売関連銘柄が上昇。また、NY原油先物が一時34.82ドルまで上昇したことを受けて、石油関連銘柄も上昇し、ボベスパ指数を押し上げた。しかし、一方、米FOMC声明がタカ派的でなかったとの見方によるドル売りで、レアル高になったことで、輸出関連銘柄が下落し、指数の重石になったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1771.93 +1.39%
28日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比24.36ポイント高(+1.39%)の1771.93で取引を終了した。1739.85から1771.93まで上昇し、連日の高値引け。
ブレント原油先物が一時35.84ドルまで上昇したことが、ロシア株を押し上げた。ロシアのノバク・エネルギー相が、「石油輸出国機構(OPEC)と生産調整を協議する用意がある」、「サウジが最大5%減産を提案」などと発言。また、OPECと非OPECの2月会合開催の観測も浮上し、原油価格の底打ち期待やロシア経済の持ち直し期待が広がったもよう。
【インド】SENSEX指数 24469.57 -0.09%
28日のインドSENSEX指数はやや弱含み。前日比22.82ポイント安(-0.09%)の24469.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同13.10ポイント安(-0.18%)の7424.65で取引終了。
中国本土株の続落が重石になっており、ややさえない動きを続けた。米国の金利見通しが明確に定まっていないことも積極的な買いを手控えさせていたようだ。国内の景況感はやや悪化しており、インフラ関連事業がやや停滞していることも投資家のセンチメントに微妙な影響を与えていたようだ。
【中国本土】上海総合指数 2655.66 -0.52%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比79.90ポイント(2.92%)安の2655.66ポイントと3日続落した。約1年2カ月ぶりに、心理的節目の2700ポイントを割り込んでいる。
前日までの軟調地合いを継ぐ。売買代金の縮小傾向などを背景に、マーケットの先行き不安が強まっている。来週初め(2月1日)に1月の中国製造業PMIが公表されることや、来週末から春節(旧正月、7〜13日)の大型連休が始まることも、買い手控え要因だ。中国人民銀行(中央銀行)が大規模なリバースレポを継続し、28日は計3400億人民元(約6兆1200億円)を市場に供給したものの、好感する動きはみられない。
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