概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は上昇、利下げ期待が再び高まっている
[16/03/22]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51171.55 +0.70%
21日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比356.89ポイント高(+0.70%)の51171.55で取引を終えた。50764.53から51370.19まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは43、値下がりは17、変わらず1であった。
19日(土)に伝えられたブラジルの世論調査の結果で、大統領の弾劾支持が68%に上り、政権の不支持率も69%に達したことを受けて、政権交代期待によるブラジル株の買いが継続したもよう。ただ、ブラジル中銀が21日に発表した週次エコノミスト調査で、2016年の経済成長率見通しが-3.60%(前回-3.54%)、2017年が+0.44%(前回+0.50%)にそれぞれ悪化したことが、重石になったとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1904.50 -0.50%
21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比9.52ポイント安(-0.50%)の1904.50で取引を終了した。1906.34から一時1886.76まで下落した。
前週後半におけるロシア株の大幅高の後で、利益確定の売りが優勢になったとの見方。ブレント原油先物は(18日終値41.20ドル)、40.48ドルまで下落した後、41.88ドルまで急反発したが、ロシア株の上昇は限られたもよう。なお、カナダが前週末、ウクライナ問題に絡みロシアに対する追加制裁を発表した。
【インド】SENSEX指数 25285.37 +1.33%
21日のインドSENSEX指数は上昇。前日比332.63ポイント高(+1.33%)の25285.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同99.90ポイント高(+1.31%)の7704.25で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は狭いレンジで推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。利下げ期待が再び高まっているほか、海外株高を受け、インド市場にも買いが広がった。また、次2四半期のインド株式市場について、ポジティブな見方が優勢になっていることも支援材料。昨年後半からの下落で値ごろ感が強まっているほか、年内の米追加利上げペースが緩やかになるとの見方を受け、インドを含む新興国の株式市場が上昇トレンドに転じるとの見方が優勢になっている。
【中国本土】上海総合指数 3018.80 +2.15%
21日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比63.65ポイント高(+2.15%)の3018.80ポイントと7日続伸した。終値で、約2カ月ぶりに節目の3000ポイント台を回復している。
資金流入期待が強まる。政府系の中国証券金融公司(中国の証券金融会社)が18日、「転融通(貸借取引)」のうちの「転融資(証券会社に資金を貸し出す)」業務について、21日付で再開すると発表したことが支援材料だ。証券会社の信用取引業務が拡大するとの思惑が膨らんでいる。
<CS>
21日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比356.89ポイント高(+0.70%)の51171.55で取引を終えた。50764.53から51370.19まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは43、値下がりは17、変わらず1であった。
19日(土)に伝えられたブラジルの世論調査の結果で、大統領の弾劾支持が68%に上り、政権の不支持率も69%に達したことを受けて、政権交代期待によるブラジル株の買いが継続したもよう。ただ、ブラジル中銀が21日に発表した週次エコノミスト調査で、2016年の経済成長率見通しが-3.60%(前回-3.54%)、2017年が+0.44%(前回+0.50%)にそれぞれ悪化したことが、重石になったとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1904.50 -0.50%
21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比9.52ポイント安(-0.50%)の1904.50で取引を終了した。1906.34から一時1886.76まで下落した。
前週後半におけるロシア株の大幅高の後で、利益確定の売りが優勢になったとの見方。ブレント原油先物は(18日終値41.20ドル)、40.48ドルまで下落した後、41.88ドルまで急反発したが、ロシア株の上昇は限られたもよう。なお、カナダが前週末、ウクライナ問題に絡みロシアに対する追加制裁を発表した。
【インド】SENSEX指数 25285.37 +1.33%
21日のインドSENSEX指数は上昇。前日比332.63ポイント高(+1.33%)の25285.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同99.90ポイント高(+1.31%)の7704.25で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は狭いレンジで推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。利下げ期待が再び高まっているほか、海外株高を受け、インド市場にも買いが広がった。また、次2四半期のインド株式市場について、ポジティブな見方が優勢になっていることも支援材料。昨年後半からの下落で値ごろ感が強まっているほか、年内の米追加利上げペースが緩やかになるとの見方を受け、インドを含む新興国の株式市場が上昇トレンドに転じるとの見方が優勢になっている。
【中国本土】上海総合指数 3018.80 +2.15%
21日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比63.65ポイント高(+2.15%)の3018.80ポイントと7日続伸した。終値で、約2カ月ぶりに節目の3000ポイント台を回復している。
資金流入期待が強まる。政府系の中国証券金融公司(中国の証券金融会社)が18日、「転融通(貸借取引)」のうちの「転融資(証券会社に資金を貸し出す)」業務について、21日付で再開すると発表したことが支援材料だ。証券会社の信用取引業務が拡大するとの思惑が膨らんでいる。
<CS>