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30日の中国本土市場概況:上海総合0.05%高と小反発、インフラ関連しっかり

注目トピックス 外国株
週明け30日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.40ポイント(0.05%)高の2822.45ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、1.54ポイント(0.05%)高の2954.32ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場は下落。上海B株指数は1.73ポイント(0.51%)安の334.57ポイント、深センB株指数は0.81ポイント(0.08%)安の1045.54ポイントで終了した。

政策支援の動きが追い風。国家発展改革委員会の幹部がこのほど、投資総額が合計で4兆7000億人民元に上る「交通インフラ整備の3カ年計画」について改めて言及したことが好感された。ただ、上値は重い。元安進行が警戒された。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元の対米ドル基準値を2011年2月以来の元安水準に設定。外国為替市場でも、人民元は対ドルで急落している。指数は小安く推移する場面が多かった。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が2.6%高で引けた。銀行株や保険株、証券株もしっかり。

半面、空運株は軒並み安。中国国際航空(601111/SH)が2.6%下落した。このところの元安基調が逆風。外貨建て債務の負担が増すと懸念された。不動産株や消費関連株、エネルギー関連株、素材関連株もさえない。

【亜州IR】



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