26日の香港市場概況:ハンセン1.6%安と続落、テンセントは2.4%安と反落
[16/09/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
26日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比368.56ポイント(1.56%)安の23317.92ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が166.66ポイント(1.70%)安の9629.35ポイントとそろって続落した。売買代金は645億5000万香港ドル(23日は720億1900万香港ドル)。
内外株安が逆風。原油相場が急落するなか、先週末の欧米市場が軒並み下げた流れを継いだ。この日の上海総合指数が下げ幅を広げて引けたことも投資家心理を悪化させている。本土資金の流入期待も後退。国慶節に絡んだ大型連休(休場は10月3〜7日)を週末からに控え、今週は上海・香港相互取引スキームを通じた資金流入が細ると不安視された(相互取引の香港株売買停止期間は9月29日〜10月10日)。香港の各指数は終盤に入り一段安となっている。
ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち46が下落)。個別では、先週末に上場来高値を更新したネットサービス最大手の騰訊HD(テンセンント・ホールディングス:700/HK)は2.4%安と反落した。小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)は4.7%、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)は3.5%、本土大手行の交通銀行(3328/HK)は3.8%ずつ下げた。本土系不動産株に関しては、江蘇省の南京市政府が25日、住宅購入制限を導入すると発表したことも逆風となっている。
ゼネコンや発電設備のインフラ関連株もさえない。中国鉄建(1186/HK)が2.9%安、中国交通建設(1800/HK)が2.4%安、ハルビン動力設備(1133/HK)が4.7%安、東方電気(東方エレクトロニック:1072/HK)が3.4%安で引けた。本土系証券株も安い。華泰証券(HTSC:6886/HK)が3.4%、中国銀河証券(6881/HK)が3.3%、海通証券(6837/HK)が2.9%、広発証券(1776/HK)が2.2%、中信証券(6030/HK)が2.1%ずつ値を下げた。
【亜州IR】
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