概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続落、世界的な株安の流れでロシア株にも売り圧力が強まる
[16/09/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 58053.53 -1.10%
26日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比643.47ポイント安(-1.10%)の58053.53で取引を終えた。58697.04まで上昇した後、一時57904.19まで下落した。
世界的な金融株の低迷を受け、ブラジル株にも売り圧力が強まった。米国での証券販売に絡んだ巨額の制裁金をめぐり、ドイツ銀行の増資が必要になることから世界的に金融株に売りが広がった。国内では、政治的混乱をめぐり、構造改革が遅れるとの懸念が高まっていることが圧迫材料。ブラジル石油公社(ペトロブラス)に関連した汚職疑惑をめぐり、ルラ元大統領とルセフ前大統領が率いた労働党の重鎮だったパロシ元財務相は26日に逮捕された。一方、原油相場が急反発したが、相場を支えるには力不足だった。
【ロシア】MICEX指数 1997.94 -0.69%
26日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比13.89ポイント安(-0.69%)の1997.94で取引を終了した。2011.83から1993.33まで下落した。
世界的な株安の流れでロシア株にも売り圧力が強まった。また、原油・天然ガスセクターに売りが継続したことも指数を圧迫。ロシア政府が天然ガスに課している税率を原油と同レベルまで引き上げるとの方針が引き続き嫌気された。一方、指数の下値は限定的。原油価格が急反発したことがサポート材料。サウジアラビアが減産の構えを示したことが好感されたもようだ。
【インド】SENSEX指数 28294.28 -1.30%
26日のインドSENSEX指数は続落。前日比373.94ポイント安(-1.30%)の28294.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同108.50ポイント安(-1.23%)の8723.05で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。国内手掛かりが少ない中、前営業日の欧米市場が軟調だったほか、この日のアジア市場がさえない展開を示したことを受け、インド株も売りが先行。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月にも利上げに踏み切るとの観測も、インドからの資金流出懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 2980.43 -1.76%
週明け26日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比53.47ポイント安(-1.76%)の2980.43ポイントと続落した。
引けにかけて下げが加速する流れ。売買代金の低調が続くなか、市場エネルギーの減退が懸念された。上海A株の売買代金は概算で1626億人民元。先週末からやや増加したものの依然として低水準だ。国慶節に絡んだ大型連休(休場は10月3〜7日)を週末からに控え、見送りムードも強まっている。不動産引き締めの動きも警戒。江蘇省の南京市政府は25日、住宅購入制限を導入すると発表した。
<NH>
26日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比643.47ポイント安(-1.10%)の58053.53で取引を終えた。58697.04まで上昇した後、一時57904.19まで下落した。
世界的な金融株の低迷を受け、ブラジル株にも売り圧力が強まった。米国での証券販売に絡んだ巨額の制裁金をめぐり、ドイツ銀行の増資が必要になることから世界的に金融株に売りが広がった。国内では、政治的混乱をめぐり、構造改革が遅れるとの懸念が高まっていることが圧迫材料。ブラジル石油公社(ペトロブラス)に関連した汚職疑惑をめぐり、ルラ元大統領とルセフ前大統領が率いた労働党の重鎮だったパロシ元財務相は26日に逮捕された。一方、原油相場が急反発したが、相場を支えるには力不足だった。
【ロシア】MICEX指数 1997.94 -0.69%
26日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比13.89ポイント安(-0.69%)の1997.94で取引を終了した。2011.83から1993.33まで下落した。
世界的な株安の流れでロシア株にも売り圧力が強まった。また、原油・天然ガスセクターに売りが継続したことも指数を圧迫。ロシア政府が天然ガスに課している税率を原油と同レベルまで引き上げるとの方針が引き続き嫌気された。一方、指数の下値は限定的。原油価格が急反発したことがサポート材料。サウジアラビアが減産の構えを示したことが好感されたもようだ。
【インド】SENSEX指数 28294.28 -1.30%
26日のインドSENSEX指数は続落。前日比373.94ポイント安(-1.30%)の28294.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同108.50ポイント安(-1.23%)の8723.05で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。国内手掛かりが少ない中、前営業日の欧米市場が軟調だったほか、この日のアジア市場がさえない展開を示したことを受け、インド株も売りが先行。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月にも利上げに踏み切るとの観測も、インドからの資金流出懸念を強めた。
【中国本土】上海総合指数 2980.43 -1.76%
週明け26日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比53.47ポイント安(-1.76%)の2980.43ポイントと続落した。
引けにかけて下げが加速する流れ。売買代金の低調が続くなか、市場エネルギーの減退が懸念された。上海A株の売買代金は概算で1626億人民元。先週末からやや増加したものの依然として低水準だ。国慶節に絡んだ大型連休(休場は10月3〜7日)を週末からに控え、見送りムードも強まっている。不動産引き締めの動きも警戒。江蘇省の南京市政府は25日、住宅購入制限を導入すると発表した。
<NH>