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中国本土株式概況:上海総合0.6%高と4日続伸、鉄鋼株に買い続く

注目トピックス 外国株
11日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.11ポイント(0.56%)高の3065.25ポイントと4日続伸した。上海A株指数も上昇し、17.95ポイント(0.56%)高の3208.67ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.94ポイント(0.26%)高の357.85ポイント、深センB株指数は3.73ポイント(0.31%)安の1188.73ポイントで終了した。

市場活性化の期待が続く。深セン証券取引所などは10日、深セン・香港マーケット間の相互取引に関し、今月17日から11月9日まで運用試験を実施すると発表した。資金流入の期待も追い風。不動産規制が相次ぐなか、投機マネーが株式にシフトするとの思惑が強まった。

業種別では、資源・素材株の上げが目立つ。なかでも鉄鋼株が買われ、武漢鋼鉄(600005/SH)が9.9%高、宝鋼(600019/SH)が7.4%高で引けている。「親会社グループの再編に伴い、宝山鋼鉄と武漢鋼鉄が年内に粗鋼の生産能力を約600万トン削減する」と報じられたことが引き続き材料視された。両社株は休場明けの10日に、そろってストップ高している。消費関連株やインフラ関連株、自動車株、ITハイテク関連株、バイオ医薬関連株、証券株、保険株などもしっかり。不動産株の一角も買い戻しが入る。不動産規制の動きを嫌気して急落していたが、ここにきて値ごろ感が着目された。

他の個別株動向では、通信キャリアの中国聯通(600050/SH)が値幅制限いっぱいまで買われる。親会社の中国聯合網絡通信集団が「混合所有制改革」に着手するとの見通しを示したことが手がかり。民間資本の導入を通じて企業改革が進むとみられた。

(亜州IR)



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