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14日の香港市場概況:ハンセン1.4%安と続落、不動産セクターに売り

注目トピックス 外国株
週明け14日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比308.87ポイント(1.37%)安の22222.22ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が90.50ポイント(0.96%)安の9342.87ポイントとそろって続落した。売買代金は807億2400万香港ドル(11日は942億5400万香港ドル)。

米金利上昇が警戒される。米10年債利回りが連日で上昇し、約10カ月ぶりの高水準に達したことがネガティブ材料だ。香港の金融政策は米国に追随するため、域内金利の上昇も不安視されている。上海外国為替市場で、人民元安の動きに歯止めがかからないこともマイナス。「当局は元安を容認している」との見方が流れている。取引時間中に公表された中国経済指標は特段の材料にならず。10月の鉱工業生産額や小売売上高は事前予想を下回ったものの、1〜10月の固定資産投資は予想を上回った。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系の不動産関連株が安い。領匯房地産投資信託基金(リンク・リート:823/HK)が2.4%、九龍倉集団(ワーフ・ホールディングス:4/HK)と新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ:16/HK)がそれぞれ2.0%ずつ下落した。域内金利の上昇で不動産取引が停滞すると不安視されている。不動産投資信託のリンク・リートに関しては、投資利回りの優位性が低下するとみられた。インターネットサービス中国大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)も3.7%安と下げが目立っている。

本土系の不動産セクターもさえない。万科企業(2202/HK)が2.4%安、華潤置地(1109/HK)が2.2%安、首創置業(北京キャピタル・ランド:2868/HK)と中国海外発展(688/HK)がそろって1.7%安と値を下げた。



【亜州IR】



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