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15日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安と4日ぶり小反落、3200の節目は維持

注目トピックス 外国株
15日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.39ポイント(0.11%)安の3206.99ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、3.58ポイント(0.11%)安の3357.77ポイントで取引を終えている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.63ポイント(0.18%)高の354.02ポイント、深センB株指数は1.14ポイント(0.10%)安の1170.63ポイントで終了した。

利食い売りが優勢。上海総合指数は前日に3日続伸し、終値で約10カ月ぶりに節目の3200ポイントを回復した後とあって、ひとまず利益を確定する動きが広がった。人民元安への警戒感もくすぶる。中国は2008年のリーマンショック以降、約2年にわたって人民元相場を6.82〜6.83人民元台でほぼ固定していたが、15日の対米ドル基準値はこの“警戒線”よりも元安・ドル高水準に設定された(元安設定は8日連続)。もっとも、下値も限定的。今月中にも深セン・香港間の相互取引がスタートするとの期待が根強い中、指数は3200ポイント近辺で下げ渋った。

業種別では、足元で上昇の目立っていたインフラ関連が反落。中国鉄建(601186/SH)が2.1%安、中国中鉄(601390/SH)が1.4%安で引けた。同セクターに関してはこれまで、トランプ次期米大統領の就任が中国の「一帯一路」戦略にとって追い風になる(トランプ新政権は国内政策に重点を置くため、アジア・太平洋での中国のプレゼンスが増すと予測されるため)??との見方などが支援材料となっていた。このほか、江西銅業(600362/SH)が5.1%急落するなど、非鉄株も反落に転じている。

一方、不動産デベロッパー大手の万科企業(000002/SZ)は4.8%高と大きく上昇。同業の中国恒大集団(3333/HK)が同社A株を再び買い増し、持株比率を9%近くまで引き上げた??と報じられた。

(亜州IR)



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