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30日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安と4日続落、再編期待で発電株は急伸

注目トピックス 外国株
30日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比31.08ポイント(0.96%)安の3210.24ポイントと4日続落している。上海A株指数も下落し、32.56ポイント(0.96%)安の3361.79ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が2.75ポイント(0.81%)安の336.72ポイント、深センB株指数が10.22ポイント(0.89%)安の1134.88ポイントで終了した。

直近の新規株式公開(IPO)銘柄が大きく売られるなか、投資家心理が冷え込んだ。中国人民銀行(中央銀行)の引き締めスタンスが重し。人民銀は30日、オペ取引を5営業日連続で見送った。リバースレポによる資金供給が途絶えたことで、今週は期日到来分の2900億人民元がそのまま吸収される恐れがある。3月・製造業PMIの発表をあす31日に控え、結果を見極めたいとするスタンスも強まった。

業種別では、ゼネコンやセメント、建機などインフラ建設関連株が安い。中国鉄建(601186/SH)が1.5%、安徽海螺セメント(600585/SH)が1.9%、三一重工(600031/SH)が2.4%ずつ下落した。自動車株や不動産株、空運株、非鉄株、ITハイテク関連株なども下げが目立っている。

半面、発電株は急伸。大唐国際発電(601991/SH)が値幅制限いっぱいまで買われた。同業他社株もつれ高している。「大唐国際発電と中国神華能源(601088/SH)の親会社に対し、中国国有資産監督管理委員会(国資委)が合併の可能性を探るよう指示した」と外電が報じた。両社はすでにこの報道を否定しているものの、業態を超えた再編の思惑が広がっている。


【亜州IR】




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