10日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安と4日ぶり反落、自動車株の下げ目立つ
[17/07/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け10日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比5.32ポイント(0.17%)安の3212.63ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、5.57ポイント(0.17%)安の3364.53ポイントで取引を終えている。
自動車株の下げが重し。長城汽車(601633/SH)が2.2%下落した。同社の6月新車販売が前年同月比で1.7%減少し、3カ月連続のマイナス成長を強いられたことが嫌気されている。同業の広州汽車集団(601238/SH)も3.3%安、自動車部品メーカーの華域汽車系統(600741/SH)も7.6%安と売られた。不動産株やITハイテク関連株、空運株などもさえない。銀行株の一角も軟調だった。
もっとも、下値は限定的。指数は終盤に入りプラス圏に浮上する場面もみられた。大型M&Aの動きが支援材料。国有海運大手の再編で誕生した中国遠洋海運集団を親会社に持つ中遠海運HD(旧社名・中国遠洋HD:1919/HK、601919/SH)は9日、同業の東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)を買収すると発表した。中遠海運が上海国際港務集団(600018/SH)と共同でTOB(株式公開買い付け)を実施する。実現すれば、世界3位の海運グループが誕生する運び。上海国際港務集団は3.1%高と上昇(中遠海運は本土市場で売買停止)している。ゼネコンや建機、建材などのインフラ関連株も物色された。建機株に関しては、足元の販売が急増していることもプラス材料となっている。
一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.66ポイント(0.20%)安の330.08ポイント、深センB株指数が0.88ポイント(0.08%)高の1157.50ポイントで終了した。
【亜州IR】
<CS>
自動車株の下げが重し。長城汽車(601633/SH)が2.2%下落した。同社の6月新車販売が前年同月比で1.7%減少し、3カ月連続のマイナス成長を強いられたことが嫌気されている。同業の広州汽車集団(601238/SH)も3.3%安、自動車部品メーカーの華域汽車系統(600741/SH)も7.6%安と売られた。不動産株やITハイテク関連株、空運株などもさえない。銀行株の一角も軟調だった。
もっとも、下値は限定的。指数は終盤に入りプラス圏に浮上する場面もみられた。大型M&Aの動きが支援材料。国有海運大手の再編で誕生した中国遠洋海運集団を親会社に持つ中遠海運HD(旧社名・中国遠洋HD:1919/HK、601919/SH)は9日、同業の東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)を買収すると発表した。中遠海運が上海国際港務集団(600018/SH)と共同でTOB(株式公開買い付け)を実施する。実現すれば、世界3位の海運グループが誕生する運び。上海国際港務集団は3.1%高と上昇(中遠海運は本土市場で売買停止)している。ゼネコンや建機、建材などのインフラ関連株も物色された。建機株に関しては、足元の販売が急増していることもプラス材料となっている。
一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.66ポイント(0.20%)安の330.08ポイント、深センB株指数が0.88ポイント(0.08%)高の1157.50ポイントで終了した。
【亜州IR】
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