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概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は反発、前営業日の米株式市場の上昇などを受けインド株も買いが先行

注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 63025.47 +1.13%
10日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比703.07ポイント高(+1.13%)の63025.47で取引を終えた。63135.40 まで上昇した後、一時62322.40まで下落した。

終始プラス圏で推移し、引けにかけて上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きが活発になった。また、原油価格の反発も資源セクターの支援材料。このほか、堅調な米中経済指標や前営業日の米株式市場の上昇などが好感された。一方、国内の政治不安が解消されていないことなどが引き続き指数の足かせになった。
【ロシア】MICEX指数 1912.48 -0.56%
10日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比13.26ポイント高(+0.69%)の1925.74で取引を終了した。1928.10から1908.99まで下落した。

中盤にマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が支援材料となり、資源セクターを中心に買いが広がった。また、海外市場の上昇や堅調な米中経済指標なども好感された。一方、米政府がロシアに実施している経済制裁について、ウクライナ衝突が収束するまで継続する方針を示した。

【インド】SENSEX指数 31715.64 +1.13%
10日のインドSENSEX指数は反発。前営業日比355.01ポイント高(+1.13%)の31715.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同105.25ポイント高(+1.09%)の9771.05で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。前営業日の米株式市場の上昇などを受け、インド株も買いが先行。また、物品・サービス税(GST)の導入に伴う消費が拡大するとの観測も小売関連の物色手掛かりとなった。ほかに、外国人投資家(FII)がこの日買い越しに転じたことも支援材料。FIIはこの日3日ぶりの買い越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3212.63 -0.17%
週明け10日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比5.32ポイント安(-0.17%)の3212.63ポイントと4日ぶりに反落した。

自動車株の下げが重し。長城汽車(601633/SH)が2.2%下落した。同社の6月新車販売が前年同月比で1.7%減少し、3カ月連続のマイナス成長を強いられたことが嫌気されている。同業の広州汽車集団(601238/SH)も3.3%安、自動車部品メーカーの華域汽車系統(600741/SH)も7.6%安と売られた。不動産株やITハイテク関連株、空運株などもさえない。銀行株の一角も軟調だった。




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